大阪文化服装学院とESTが新たなファッションプロジェクトを展開
大阪文化服装学院(以下OIF)とJR西日本大阪開発株式会社が運営する商業施設「EST」が手を組み、学生による夏のトレンドコーディネートを提案するプロジェクトが始まりました。この取り組みは、ファッション・ビジネス学科の学生たちが梅田エリアでのリサーチをもとに、独自のコーディネートを制作し、EST内の14店舗との協力を得て実現するものです。
プロジェクトの背景
梅田はファッションの激戦区として知られ、ESTもその中心的な存在です。近年、20〜34歳の女性をターゲットに、他にはない特別な商品を提供する店舗の誘致を進めてきました。その背景には、学生たちの感性やトレンドを読み解くマーケティング力が活かされる場面が多く見受けられ、双方にとっての利益が期待されるコラボレーションが誕生しました。このプロジェクトはESTにとっても初の産学連携であり、学生の新たな提案をもとに施設の魅力を再編する試みです。
プロジェクト概要
このプロジェクトは「うめだリアルストリートから導く、EST×服飾学生のサマートレンド予測&どまんなかコーデ発信」と名付けられました。OIFのファッション・ビジネス学科から選ばれた18名の学生が、EST周辺での独自トレンドリサーチを行い、その結果を基に、共同でコーディネートを制作しました。ローチキとして、完成した15スタイルのコーディネートは、2023年6月17日からJR西日本ショッピングセンターグループ公式アプリ「WESPO」にて公開されます。さらに、会員による人気投票も実施され、顧客の反応をより具体的に捉えることが可能となっています。
制作されたコーディネート
学生たちが考案したコーディネートは、梅田エリアのリサーチ結果と彼ら独自の感性を融合させており、「スポーティーストリート」「きれいめガーリー」「ラフモード」「ヘルシーフェミニン」「ナチュラルガーリー」の5つのテーマが設定されています。これらは、現代のトレンドを反映したもので、幅広い層の支持を集めると期待されています。
スケジュール
このプロジェクトの進行は以下の通りです:
- - 5月13日:キックオフ講義を受け、トレンドリサーチに着手。
- - 5月27日:リサーチ資料が完成。次のステップに引き継がれます。
- - 6月9日〜10日:EST内各店舗から必要なアイテムを選定。
- - 6月11日:制作したコーディネートの撮影が行われました。
- - 6月17日:WESPOでの配信と人気投票が開始。
学びの機会としての意義
OIFでは、産学連携を通じて学生にリアルなビジネス環境での学びを提供しており、このようなプロジェクトは特に貴重です。他の企業や自治体との連携で、学生はファッションの専門知識だけでなく、マーケティングや広報といった実践的なスキルも磨くことが求められています。
今後もOIFではファッションを通じて社会に貢献する取り組みを続けていくとのこと。今回のプロジェクトが成功することで、学生たちの新たな可能性が広がることに期待が寄せられています。
EST(エスト)について
カスタマーエクスペリエンスを大切にし、訪れる人々に特別な体験を提供するEST。お店など、様々なシーンで付与されたポイントを利用できるアプリ「WESPO」によって、さらに快適な市場体験が期待されています。
大阪文化服装学院(OIF)について
78年の歴史をもつOIFは、国際的に活躍できるファッション人材を育成するために多数の取り組みを進めています。2026年には「ヴォートレイル ファッション アカデミー」として新たなスタートを切る予定で、さらなる期待が集まっています。