いなば食品の業績が過去最高を更新へ
いなば食品株式会社は、2025年度上期(2025年4月1日~9月30日)の連結グループ業績を発表しました。その内容によれば、売上高は883億13百万円で、前年同期比111%という素晴らしい成績を達成しました。さらに、2025年度通期の売上高予測は1,980億円、営業利益は137億76百万円であり、いずれも前年を上回る見込みです。
この結果を裏付けするのは、いなば食品の連結対象となる会社の多様性です。国内のいなば食品、いなばペットフード、いなばデリカフーズを含む10社に加え、海外8社で構成される18社体制が、売上の向上に貢献しています。特にペットフード業界の拡大が、グループ全体の成長を支えています。
売上の推移と営業利益の状況
2025年度上期における営業利益は6,260百万円で前年同期比103%と、こちらも前年に対して好調を維持しています。また、経常利益も6,359百万円に達し、昨年比92%でした。
通期業績予測の背景
いなば食品は、通期業績に対しても楽観的な見通しを示しています。特に、2025年度通期では、売上高が198,000百万円(昨年比119%)、営業利益が13,776百万円(同104%)と、過去最高を更新することが期待されています。この見通しには、タイからの米国輸入関税が及ぼす影響も考慮に入れた準備がされています。
経営戦略と今後の展望
いなば食品は、今後も成長を続けるための戦略として、新商品開発や市場のニーズを捉えた商品展開を進めていく意向を示しています。また、持続可能な成長を目指し、環境や社会に配慮した事業運営も重要視していくとしています。
これにより、ますます多くの消費者に支持される企業へと成長していくことでしょう。
おわりに
静岡県静岡市清水区に本社を置くいなば食品株式会社は、地域に密着した企業でありながら、グローバルな事業を展開しています。今後も注目が集まる企業であり、これからの展開に期待が高まります。