江の島FC新拠点
2021-03-23 10:00:06
江の島FCが横浜市に新たなコミュニティ拠点を開設
新たな試み:江の島FCの居住型クラブハウス開設
江の島FCが横浜市に、地域の課題解決を目指した居住型クラブハウス「エノシマエフシーハウス」を2軒オープンしました。この新たな拠点は、特に注目される湘東地域の人口問題に取り組むための重要な一歩となります。
2025年問題へのアプローチ
神奈川県横須賀市では、今後25年で30%の人口減少が見込まれており、これは全国平均を大きく上回る数値です。特に2025年は、団塊の世代が75歳以上となる年であり、超高齢化社会の訪れが懸念されています。この問題は家庭や地域社会に深刻な影響を及ぼすことが予想され、江の島FCはこの課題に対し積極的にアプローチしています。
湘東地域では、若年層人口の増加が重要であると考え、横浜市を拠点として新しいコミュニティを形成することに決定しました。400万人が生活する横浜市は、人口流出や独り暮らしの増加といった課題に直面しています。地域のつながりを深めるため、江の島FCはこの新たな試みを通じて若年層の定住を促進することが求められています。
エノシマエフシーハウスの特徴
今般オープンしたエノシマエフシーハウスは、スポーツチームが運営するというユニークな居住形態を持っています。このクラブハウスは、江の島FCが掲げる「4つの機会格差の解消」を目指し、特に経済的負担が大きい住空間の提供に注力しています。ここでは、地域最安値の29,000円での入居プランが用意され、若者にとっての生活支援が行われています。
運営には江の島FCの選手や神奈川県内のスポーツアスリートが携わり、地域コミュニティに根差した空間を提供しています。現在は約10名の住民とともに、活発な活動が行われており、定期的な交流イベントも開催されています。
リバ邸とのコラボレーション
さらに、江の島FCは「リバ邸」とスポンサーシップ契約を結び、彼らの経験を活かしながらクラブハウスを運営しています。リバ邸は「現代の駆け込み寺」をコンセプトにしたシェアハウスを運営しており、経済的貢献を通じて、選手たちが練習や道具に投資する余裕を生み出しています。リバ邸の代表である片倉氏も、自身の経験からこの取り組みに強い情熱を持って取り組んでいます。
江の島FCの理念と今後の展望
江の島FCは、2020年に設立된地域サッカークラブであり、2030年にはJリーグ昇格を目指しています。「世界中の探求者の人生に生きがいを吹き込む居場所を創造する」という理念に基づき、地域の若者の機会問題に焦点を当てた活動を展開しています。
リバ邸と共に地域に根ざしたコミュニティを育て、様々な人と繋がることで強く愛されるチーム作りを目指して、日々努力を重ねています。江の島FCは、地域の未来を共に創造するためにこれからも邁進していく所存です。
会社情報
- 会社名
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合同会社ENOSHIMAFC
- 住所
- 神奈川県藤沢市
- 電話番号
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080-1304-3162