日本初開催！管理職支援を学ぶカンファレンス「Management Success Summit 2024」

管理職支援の未来を探る「Management Success Summit 2024」

2024年12月4日、東京都渋谷区のTRUNK BY SHOTO GALLERYにて、株式会社mentoが主催した人事向けカンファレンス「Management Success Summit 2024」が初めて開催されました。このイベントには、約100名の参加者が集まり、これからの管理職支援についての知識を深めました。

開催背景と目的

現在、労働人口が減少している中で、大企業では人的資本の開示が義務化され、多様な人材を活かすことが企業の競争力向上につながる時代を迎えています。このような背景から、中間管理職への要求が増加しています。特に、ハラスメント対策や働き方改革、部下のキャリア支援などが求められ、その多くが管理職の肩にかかっています。調査によると、約6割の中間管理職が孤独感を抱えている現実もあることで、彼らが少しでも支援を受けられるような仕組みが必要だとされています。

mentoは、2020年からプロの専任コーチによる中間管理職向けコーチングサービスを提供してきましたが、その中でも今後の支援策を模索するために、オフラインでのカンファレンス開催を決定しました。人事担当者が抱える「現場への支援をどう行うか」という悩みを共有し、解決策を学べる場を提供することが目的です。

カンファレンスの内容

イベントは複数のセッションで構成されており、まずはmentoの木村憲仁代表が、「Management Success Summit 2024」の開催背景やマネジメントサクセスの意義について語りました。続けて、MIMIGURIの安斎勇樹氏とパーソル総合研究所の小林祐児氏をゲストに迎え、「管理職の罰ゲーム化を克服するために必要な視点」について熱い議論が交わされました。

その後、HRBrainとWevoxの二社がスポンサーセッションを行い、「人的資本経営におけるリーダーシップの重要性」や「エンゲージメント向上に向けた実践的なアプローチ」についての講演やワークショップが行われました。これにより、参加者は実践的な知識を深める機会を得ました。

次に、人事リーダーセッションが行われ、各企業でマネジメント成功を推進してきたリーダーたちがパネルディスカッションに参加。富士通、旭化成、パナソニックといった大手企業からの人事リーダーが、それぞれのキャリアとリーダーシップを発揮するための戦略について語りました。

ネットワーキングと今後の課題

最後に行われたHR Meet Up交流会では、出席者同士の貴重な意見交換や情報共有が行われました。参加者は、登壇者への質問を通じて管理職支援に向けた具体的なアクションを持ち帰ることができたと同時に、ネットワーク形成にもつながりました。

この「Management Success Summit 2024」を通じて、参加者たちが未来の管理職支援に向けて一歩を踏み出すきっかけになったことに間違いありません。人事の最前線で活躍される方々が一堂に会したこのカンファレンスは、今後も管理職支援の重要性を広めていく場となることでしょう。