環境に配慮した印刷の推進のための新たな取り組み
大阪市に本社を置く株式会社高速オフセットは、持続可能性を追求した印刷物の提供を目指しています。この度、高速オフセットは環境省が示す基本方針に基づいた「グリーン購入法に適応した印刷物」に関する簡易ガイドを正式に公開しました。特に、この取り組みは環境に優しい印刷ニーズの高まりを反映したもので、2023年度に比べて2024年度には4倍の問い合わせの増加が見込まれています。
環境対応印刷の重要性
日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする目指しており、これに対する意識の向上が見られます。環境への配慮が企業活動において重要視される中で、高速オフセットも「紙」「インク」「印刷方法」といった様々な観点から環境問題に取り組んでいます。具体的には、持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、環境対応の印刷方法や素材を多角的に研究・開発しています。
同社は水なし印刷技術、ベジタブルインク、バイオマスインクなどを取り入れ、環境に優しい素材の印刷物を提供しています。これに加え、FSC®認証紙やアップサイクル紙、フェアトレード紙「バナナペーパー」など、多様な用紙を揃えており、環境問題に関心のある顧客から高い評価を得ています。
グリーン購入法とその背景
グリーン購入法は、環境に配慮した物品の調達を促進する法律で、印刷物の発注においてもその適用が次第に広がっています。自治体や行政が発注する印刷業務においても、仕様にグリーン購入法の基準が記載されることが増えており、利用者がこの基準に基づいて発注することが求められています。
高速オフセットでは、1986年の創業以来、全国の自治体や行政の印刷物を請け負っており、2024年度は年間200件以上を手がける見込みです。特に広報紙の印刷に関する知識についても、定期的なアップデートに力を入れています。
簡易ガイドの詳細
今回の「グリーン購入法簡易ガイド」は、約280ページにわたる環境物品等の調達に関する基本方針から印刷物に関する部分を抜粋し、簡潔に解説しています。特に、初めての発注者や専門用語に悩む方々に向け、必要な情報を提供することを目的としています。ガイドでは、印刷物調達の基準を詳しく解説し、発注検討の手助けをしています。
このガイドは、印刷物発注の際に、環境に配慮した選択を検討している方々にとって非常に有益な資料です。また、同業他社からのダウンロードはご遠慮いただいていますので、その点にご注意ください。
高速オフセットの今後
高速オフセットは、環境に配慮した印刷物の制作を通じて、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、自社内での啓発活動や革新的な商品企画にも力を入れています。今後も、環境対応印刷の普及を目指し、多様な取り組みを展開し続ける予定です。
詳細については、公式サイトをご覧ください:
株式会社高速オフセット公式サイト