北海道大学で実務に基づくビジネスコンサルティング講義を開催

近年、企業の外部環境は急速に変化しており、これに伴い企業が直面する課題も増加傾向にあります。特に、理論や知識だけに依存するのではなく、実践的なコンサルティングスキルを持つ人材の必要性が高まっています。一方で、そのようなスキルを体系的に学ぶ場は不足しており、コンサルティング現場で即戦力となる人材が求められています。

このような背景を受けて、2008年に開講された「コンサルティング業務論」は、実学を重視する北海道大学の教育理念に基づいています。講師には実績を持つコンサルタントが招かれ、学生にとって貴重な学びの場となっています。特に、グラビス・アーキテクツの古見彰里代表が非常勤講師として関わりを持ち、豊富な実務経験を基にした講義が行われています。

今年の講義では、学生がビジネス環境で必要とされる基本的なコンサルティングスキルを習得することを目的としています。GU、Haskellの5名のコンサルタントが新たに講師として参加することで、より幅広い視点や経験を与えることが期待されています。

実際のビジネスシーンを模したワークショップも組み込まれており、理論だけでなく実践的な能力を高めることができるように設計されています。これまでの受講生は300人以上に上り、多くが卒業後にコンサルティング業界で活躍しています。このことからも、本講義が次世代を担うビジネスコンサルティング人材の育成に寄与していることが伺えます。

講義の概要


  • - 科目名: コンサルティング業務論
  • - 対象者: 北海道大学経済学部在学生
  • - 開講期間: 2015年4月から2015年8月(隔週で実施)
  • - 内容: コンサルティング業界の概要、論理的思考方法、プロジェクトマネジメントなど、実践的な内容が盛り込まれています。

グラビス・アーキテクツは2010年に設立され、公共セクターへの政策立案や業務改革、調達改善を支援するコンサルティング会社です。社会や公共セクターの知的生産性を向上させることを目指し、多様なサービスを提供しています。基盤には、企業間のコミュニケーションを促進するツールもあり、業務効率化に寄与しています。

一方、北海道大学は1876年に設立された日本の高等教育機関の中でも最も古いものであり、フロンティア精神や国際性を養うことを教育理念としています。今回のコンサルティング講義は、この大学の実学重視の方針と合致しており、理論だけでなく実践的なスキルの習得に重きを置いている点が特長です。

総じて、グラビス・アーキテクツと北海道大学の連携は、学生に貴重な学びの機会を提供し、次世代のコンサルタントとして求められるスキルを磨かせるものとなっています。これらの取り組みを通じて、日本のビジネス界における人材育成の重要性が一層高まっていくことでしょう。

会社情報

会社名
グラビス株式会社
住所
東京都千代田区霞が関3丁目2-5 霞が関ビルディング20階03-6441-3931
電話番号
03-6441-3931

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