ローツェ投資の成果
2022-06-01 12:50:01

ローツェライフサイエンス、新たな研究施設への10億円の設備投資を決行!

ローツェライフサイエンスの新たな挑戦



先日、ローツェライフサイエンス株式会社が10億円の設備投資を発表しました。この投資により、同社は新たな研究施設の開設を計画しています。これまで、創薬研究や再生医療に不可欠な細胞培養技術を提供してきたローツェライフサイエンスは、今後さらに自動化の進展を図る姿勢を明確に示しました。

進化する自動化技術



ローツェライフサイエンスはこれまで、ロボティックインキュベーターや自動培地交換システムといった単体製品を中心に、多くの研究機関にサービスを提供してきました。2020年には、Biosero社製のスケジューリングソフトウェア『Green Button Go』の販売も開始し、研究機器の一元管理が可能になりました。このような取り組みは、幅広いニーズに応えると同時に、研究プロセス全体の効率化に寄与しています。

しかし最近では、システムや機器だけでなく、処理室などの統合管理のニーズが高まっており、ローツェライフサイエンスはこれに応じて設備の強化を決定しました。特に、マイクロプレートなどの容器を自動で搬送するモバイルロボットの導入が期待されています。

新施設の概要と目的



新研究施設の敷地面積は約16,600㎡と従来の800㎡から大規模に拡張され、建物の延床面積も約4,800㎡に。これは、実験室やクリーンルーム、会議室、ショールームなどを備えた多目的利用を可能にします。この移転によって、分散していた業務を集約することで、業務効率の向上を図るとともに、新製品や新しいソリューションを開発に向けた活動が弾みます。

コロナ禍での影響を受けた2021年には、装置納入の延期もあり業績は振るわなかったものの、2022年以降は国内外の製薬メーカーや医療研究機関との商談が進展しており、売上が大幅に増加すると見込まれています。例えば、22年2月期には約7.5億円となり、3年後にはその2倍以上の約18億円に達する見込みです。

未来への展望



ローツェライフサイエンスの新設計画は、まさに未来を見据えた投資と言えます。今後は、製品単体から設備全体の開発へと事業が拡大することが期待され、より多様なニーズに応える体制が整っていくでしょう。また、社員数の増加により、さらなる人員強化も見込まれています。

この新しい挑戦が、ローツェライフサイエンスにとってさらなる成長につながることを期待しています。

会社情報



ローツェライフサイエンス株式会社は、茨城県つくば市上横場に本社を置き、細胞培養操作用の自動化装置の開発、設計、製造、販売を行っています。設立は2017年3月で、現在の従業員数は27名(2022年5月時点)です。売上高は約7.5億円です。興味のある方はローツェライフサイエンスの公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
ローツェ株式会社
住所
広島県福山市神辺町道上1588-2
電話番号
084-960-0001

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