新たな太陽光取付金具「SMAC_AL【Z】」の登場
2025年8月18日、愛知県安城市の株式会社動力が、革新的な太陽光取付金具「SMAC_AL【Z】」を発売しました。これは昨年9月に登場した「SMAC_AL」の後継モデルで、開発にあたっては実際の設置現場でユーザーから直接意見を聞き、使い勝手の改善が図られました。これにより、現場作業時の施工費を大幅に削減し、昨年からの好調な売れ行きを受けての新製品投入となりました。
SMAC_AL【Z】の特長
1. ボルト固定作業の効率化
従来、ハゼとパネルの固定作業は二つの工程が必要でしたが、SMAC_AL【Z】では、特許申請中の独自設計によりボルト一本で同時に両方を固定できます。これにより、ボルト固定作業とトルク管理が従来の半分の時間で済むため、施工効率が大幅に向上します。
2. Z構造によるアース作業の簡素化
SMAC_AL【Z】は、アースピンを押さえ金具に設けており、パネル設置と同時にアース作業が完了する仕組みです。これにより、面倒なアースプレートの挿入作業を省くことができ、作業効率がさらに向上。扱いやすさが一段と強化されました。
3. 狭いスペースに適応できる構造
一般的な通常金具ではパネル間を25~40mmと広く取る必要がありますが、SMAC_AL【Z】はわずか5mmの間隔で設置が可能です。これにより、限られたスペースでも効果的に設置ができ、住宅用太陽光発電システムへの対応も実現しました。
4. 安全性を重視した設計
この製品は、パネルの設置や金具の固定作業をすべて後ろから行えるため、パネル上での作業が不要になります。これにより、マイクロクラックの発生を防止し、作業員の安全を確保することができます。
5. ラインナップの簡素化
さらに、SMAC_AL【Z】は端部と中間部の区別がない共用タイプ。不必要な部品の選別に煩わされることがなく、急なレイアウト変更にも対応可能です。組付け済みで納品されるため、現場ではスムーズに作業を開始できます。
製品情報
- - サイズ: 幅72mm x 長さ85mm x 高さ108mm (H30)
- - 重量: 250g (H30)
- - 材質: アルミ製本体、ステンレス製ナット
- - 価格: オープン価格
今後の展開
動力は、2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画を受け、再生可能エネルギーを主力電源として位置づける政策に基づき、今後ますます拡大するオンサイト太陽光発電市場での活躍を目指します。「考動力」という企業理念のもと、現場での施工性向上とコスト削減に寄与する製品開発を進めていく方針です。
企業情報
- - 社名: 株式会社動力
- - 本社所在地: 愛知県安城市三河安城東町2-3-10
- - 代表: 代表取締役 鈴木竜宏
- - 営業所: 東京、愛知、大阪、広島、福岡
- - 設立: 2008年12月
- - 資本金: 2000万円
- - 従業員数: 44名(2025年4月1日現在)
- - 事業内容: 太陽光発電用架台の開発、製造、販売など
これからも動力は、業界のニーズに応え続け、革新的な製品を提供していくことでしょう。