人気美容師5名の知見をAIで拡張
株式会社Eye Universeが手がける美容室「fifth」と株式会社ミルボンがタッグを組み、人気美容師5名の知識とノウハウを学習したAIによる新しい接客体験の提供を開始しました。この取り組みは、来店前の不安やヘアケアに関する疑問をAIがサポートし、より質の高いカウンセリングを実現することを目的としています。
美容師の知見を"AI化"する理由
美容師は日々のサロンワークで顧客の悩みに向き合っていますが、来店時以外の時間や、その前の不安に十分に応えることが難しい現実があります。「自分に合う製品がわからない」「このスタイルは自分でもできるのか」といった漠然とした悩みは、経験則や技術に基づいた美容師の判断がなければ解決が難しいものです。そこで本プロジェクトでは、美容師の知識や判断基準をAIに再現させ、ユーザーの悩みに寄り添う形を模索しています。
信頼と個別最適化が美容師サービスの価値
インタビューを通じて、美容師たちは「信頼が成り立つこと」が重要だと語っています。情報が膨大な現代において、ただ単に情報を提供するだけではなく、“誰が言っているのか”が問われるようになっています。お客様の髪質やライフスタイルに合った提案をすることが求められる中、AIは美容師ごとの考え方やスタイルも反映させ、個別最適化された提案を行います。
AIによって可能になる新たな体験
今回の取り組みに参加した美容師たちは、自身の分身としてのAIに期待の声を上げています。「自分の知識と意見を持つ存在が増えることで、仕事の幅が広がる」といった具合です。このAIは、顧客が美しさを追求する旅の途中、いつでも相談でき、迅速に回答が得られる存在になることを目指しています。ユーザー側からも、「聞きにくいことを気軽に相談できる」といった新しい体験が生まれることでしょう。
サロン体験を日常へと広げるミルボン製品
ミルボン製品は美容師との対面カウンセリングを基に開発されており、個別の髪の状態を理解した上での提案が鍵となります。本取り組みは対面カウンセリングを起点にしつつ、AIによって日常でのサポートを強化します。この流れにより、サロンでの質の高いカウンセリングを実現し、より納得感のある提案を提供できる環境を整備することを目指しています。
美容師からの期待のコメント
RETOUCH by fifthの銀座店長、鬼澤ジュキヤ氏は「多くの方に自分の知識や提案を届けられたら」という思いを明かしています。「訪れたことがない方にも最適なケア商品を提案でき、『実感して良くなった』という結果が出れば非常に価値があります」と熱意を語ります。
他にも、fifth men’sのスタイリスト前比嘉勇人氏、fifth PARKのスタイリスト明山功汰氏などからも「AIが支援することで、より質の高いヘアケア提案が期待できる」とのコメントが寄せられています。彼らはこの取り組みにより、自身の美意識や提案スタイルを常に更新し続けられることに喜びを感じているようです。
まとめ
この新たな試みにより、fifthとミルボンは美容師の知識をAIに拡張することで、より利用者に寄り添った美容体験を提供していく所存です。日常生活でも美容師のサポートが受けられるようになり、顧客のヘアケアに対する満足感も高まることでしょう。今後の展開にも注目したいところです。