医療ミステリーの巨匠・知念実希人が驚きの新作を連続発売！

医療ミステリーの巨匠・知念実希人が新たな冒険に挑む

著名な医療ミステリー作家である知念実希人氏が、今夏、前代未聞のモキュメンタリーホラーを2ヶ月連続で発表することが決まりました。8月20日に発売される『スワイプ厳禁変死した大学生のスマホ』と、9月18日発売の『閲覧厳禁猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』がその2作です。これまで医療ミステリーで大ヒットを収めてきた知念氏が新たなジャンルに挑む意気込みと、その作品内容に迫ります。

斬新な「スマホ本」ホラー

まず、8月に先行発売される『スワイプ厳禁変死した大学生のスマホ』。この作品は、スマートフォンサイズの特殊なフォーマットで書かれており、機能的な側面と物語を融合させています。主人公である大学生の一色和馬が、就職に有利になると噂される怪しいバイトを始め、彼のスマホに不可解な現象が起き始めるというストーリーです。物語が進むにつれて、彼を取り巻く不気味な存在や都市伝説に関する謎が浮かび上がる仕掛けがあり、読者を飽きさせません。

この作品の特徴は何よりその構成。右ページにはスマホの画面が描かれ、その左には物語が進行する仕組みになっています。この新感覚の「スマホ本」ホラーは、視覚的にも楽しませてくれる工夫満載です。読者はまるでスマホを通じて直接物語を体験しているかのような感覚に陥るでしょう。

男性作家による精神鑑定報告書形式の恐怖

次に、9月に登場する『閲覧厳禁猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』は、東京都多摩市で発生した猟奇殺人事件を取り上げています。この事件にまつわる不条理や混乱を、精神鑑定医の上原香澄が遭遇する驚くべき真実を通じて描き出します。

物語の進行は、事件のパズルを一つ一つ解いていく形で進むため、読者は自らも事件の真相を追い求めることになります。精神鑑定の過程や廃病院の不気味さなど、背筋を凍らせる描写が特徴です。読者がこの作品を通じて感じる恐怖は一層深まり、知念氏の巧みな物語展開と心理描写に引き込まれていくこと必至です。

知念実希人氏の意気込み

著者自身はこの新作について、以下のようにコメントしています。「現実とフィクションの境目が壊れる、前代未聞のモキュメンタリーホラー。皆さんもぜひ、この戦慄の世界へと迷い込んでみて下さい。」と、不安と期待感を煽ります。

『崩れる脳を抱きしめて』や『ムゲンのi』をはじめとする彼の作品は、本屋大賞に5度もノミネートされており、その実力は折り紙付きです。ルーレットのように展開する劇的なストーリーが、心理的恐怖とともに描かれるので、今作にも大きな期待が寄せられています。