アンリツが新たに提供するソフトウェア無線技術
アンリツ株式会社は、最先端の無線信号技術の研究開発を効率化する新しいソフトウェア無線(SDR)ソリューションを発表しました。このソリューションには、無線信号の送受信と幅広いIQデータの収録が可能な「Universal RF Unit MD8190A」と、その制御を行う「IQ Control Hub Software MX819040PC」が含まれています。特に、次世代の通信技術である6Gの研究活動には大きな力を発揮することが期待されています。
ソリューションの特徴
本ソリューションは、研究開発の現場で多く利用される数値計算・解析環境であるMATLAB®との高い互換性を持ち、無線信号の送受信と解析を効率的に行うことができます。MD8190Aは、小型かつ軽量な設計が特徴で、研究室内での評価のみならず、屋外や移動環境における評価も行うことができるため、幅広い場面での利用が可能です。
開発の背景
現在、6Gなどの無線技術は急速に発展しており、通信方式の設計や信号の検証を進める上で、工程の効率化が求められています。しかし、使用する測定機器やデータ形式が異なることにより、データの移行や変換作業に多大な労力がかかる場合があります。このような課題を解決するために、アンリツはMATLAB®による無線波形の設計と解析環境の提供、および軽量でコンパクトなソフトウェア無線(SDR)装置の組み合わせによる新しいソリューションを開発したのです。
製品概要
本ソリューションは、「Universal RF Unit MD8190A」と「IQ Control Hub Software MX819040PC」から構成されます。MD8190Aは、広帯域なIQデータの収録と任意の波形出力機能を持つSDR装置で、研究室でのベンチ評価からフィールド評価に至る幅広い用途に対応できます。MX819040PCは、MD8190Aを制御し、無線評価環境の実現をサポートします。このソフトウェアは、MATLAB®と連携しており、共通のIQデータを用いたワークフローにより、無線波形の設計から、実機での送受信、そして解析まで一貫した効率的な評価を可能にします。
主な特長
1.
広帯域IQ収録: 100 MHz帯域の無線信号を4チャネル同時に収録可能で、大規模なデータの解析にも対応。
2.
設計・検証の効率化: MATLAB®で使われる汎用IQデータ形式に熟知し、波形設計からデータ解析まで一貫性を持たせます。
3.
屋外・移動環境対応: 軽量設計とモバイルバッテリーの使用により、実環境での動的測定が可能です。
4.
柔軟なシステム構成: ストレージPCとの組み合わせにより、長時間・大容量のIQデータ収録ができる点が大きな魅力です。
本製品は、MATLABを活用する研究者や技術者にとって、研究開発を加速させる重要なツールとなるでしょう。
詳細情報は、アンリツの公式ホワイトペーパーやソリューション紹介ページならびにFacebookにて確認できます。