日揮グローバルが「JUST.DB」を活用したナレッジ管理革新
株式会社ジャストシステムが開発したクラウドデータベース「JUST.DB」が、日揮グローバル株式会社の業務システムに新たに導入されました。日揮グローバルは、LNG(液化天然ガス)プラントなどの大規模な海外インフラプロジェクトを担当する企業であり、その業務には豊富な経験と知見が求められます。今回の導入を受けて、同社は数十年にわたって蓄積されたトラブル事例を整理し、ナレッジの共有文化を強化する施策を講じています。
ナレッジ共有の重要性
特に、海外拠点との連携が求められる日揮グローバルにとって、過去の成功や失敗の事例は極めて貴重です。完工までに数年を要するプロジェクトにおいて、得られる知見は事業の質を左右します。エンジニアリング本部の計装グループでは、数十年にわたるナレッジを「JUST.DB」に集約し、過去の事例を次のプロジェクトに活かすための基盤を形成しました。
このナレッジの移行は、単なる情報の転送に留まらず、品質管理の基本に則った継承が実現されています。具体的には、過去のデータを学び、同じ失敗を繰り返さない体制を構築しています。これにより、日揮グローバルはプロジェクトの品質を一層向上させることが可能となります。
短期間での移行システム構築
「JUST.DB」は、完全ノーコードの仕組みであるため、エンジニアではない担当者でもシステムを構築できるのが特長です。旧システムとの画面構成を踏襲することで、ユーザーが新しいシステムに戸惑うことなく受け入れられるような環境が整えられました。また、承認担当者の記録管理も簡単に実現でき、品質管理に不可欠な要素が体系的に保たれています。
このように、短期間で必要な機能を持ったトラブル事例データベースを再構築し、過去の知見を速やかに活用できる体制が整っています。
フラッシュレポートで文化を革新
さらに、日揮グローバルでは「フラッシュレポート」を新たに導入しました。これにより、気づきをすぐに報告できる仕組みが整い、情報共有の心理的ハードルが大幅に低下しました。このシステムをリリースした1年間で約30件の新規レポートが登録され、社内コミュニケーションが活性化されています。ナレッジを自発的に共有する文化が形成される過程があらゆる社員にとって利点となっています。
グローバルに広がるナレッジ活用
また、「JUST.DB」は世界各地の設計拠点や建設現場からのアクセスを可能にします。ネット環境があれば、リアルタイムでナレッジを検索でき、トラブル発生時にも即座に対応策を検討できます。このことが、日揮グローバルの海外事業における品質管理の質を高めています。
導入背景と期待する成果
日揮グローバルでは、現行のシステムの見直しが行われ、使いやすさを維持したまま新たなシステムを導入する必要がありました。STC(システムトランスフォーメーションセンター)の役割を担うジャストシステムのサポートを受け、実業務に即したシステムの構築が必要とされました。エンジニアたちの心理的負担を軽減し、品質管理における必要な記録を残すことができる環境も整いました。
日揮グローバルの声
日揮グローバルの電気計装システム部の担当者は、「ナレッジの蓄積と活用が進み、若手社員が自発的に動きやすい環境が整った」とコメントしています。これにより、同社の業務効率が向上し、品質管理の体制が堅固なものへと進化しています。
さらなる進化への期待
今後も、日揮グローバルは「JUST.DB」を通じてナレッジ共有を進め、品質管理のさらなる強化を図ることでしょう。本件に関する詳細なインタビュー記事が、JUST.DBの公式サイトにも公開されており、導入事例の詳細をチェックすることができます。