小袋成彬が語るエッセイ集『消息』の魅力
ロンドン在住の著名ミュージシャン小袋成彬が、2019年から2024年までの出来事と内面の思索を綴ったエッセイ集『消息』の発売が2025年2月27日に決定しました。この作品は、彼の音楽キャリアや日常、そして社会的なトピックに対する思いを深く掘り下げたものになっています。
小袋は、2018年にシングル「Lonely One(feat. 宇多田ヒカル)」でメジャーデビューを果たし、その後すぐにイギリスへ移住しました。彼の音楽活動はもちろん、彼の人生における新たな挑戦や体験がこのエッセイ集に詰まっています。特に、ロンドンに移住した直後に訪れたコロナ禍やそれに伴う街のロックダウンは、彼の思考や創作活動にどのような影響を与えたのでしょうか。
著者自身の言葉によれば、このエッセイは誰かにメッセージを送るものではなく、彼が感じたことや思ったことを素直に書き綴ったレポートのような存在です。就職活動に失敗したエピソードや、イギリスで初めてピアスを開けた出来事、さらには故郷さいたまの魅力など、彼のパーソナルな視点が詰まっています。特に、Black Lives Matter や戦争に対する彼の思いが表現されていることが、この作品の特長です。
また、発売に先駆けて、彼が2019年4月に書いた記念すべき第1話「自己紹介」がNoteで無料公開されることになりました。これを通じて、多くの読者が彼の文筆に触れ、感じることができる機会が提供されています。ぜひチェックしてみてください。
エッセイ集『消息』の発売を記念して、サイン会やトークイベントも開催される予定です。心斎橋PARCO、名古屋PARCO、浦和PARCO、福岡PARCO、札幌PARCOで行われ、参加方法や詳細は後日発表されます。ファンにとって、彼の音楽と文筆を共に楽しむ貴重な機会となることでしょう。
『消息』の全体には、アルバム制作や日本への帰郷、さらにはウクライナやガザの問題についての彼なりの視点も含まれています。これらの出来事を通じて、彼がどのように自己との対話を進めていたのかを知ることができる内容になっています。小袋成彬の思索の旅を、この一冊で感じ取ることができるでしょう。
著者紹介
小袋成彬は1991年生まれで、埼玉県さいたま市の出身です。立教大学を卒業後、音楽レコード会社を創業し、アーティストとしてもグローバルな活躍をしています。今後の彼の音楽活動にも注目が集まります。
このエッセイ集『消息』は、彼の音楽とは異なるもう一つの側面を知る貴重な機会です。読者は彼の音楽の背後にある思考や感情に触れることで、より深く彼のアートを理解することができるでしょう。