新潟大学が地域企業と連携
新潟大学と株式会社NTT DXパートナーが協力し、地域産業の発展を目指して2025年度から「イントレプレナー養成講座」を実施しました。この講座では、新潟県に拠点を持つ企業の従業員や学生がチームを組み、新商品の開発に挑戦しました。参加者はデザイン思考やビジネスモデルを学び、約3ヶ月でプロトタイプの製作に成功しました。
講座の背景
新潟大学は、地域の「建設業の技術者不足」や「中小企業の後継者問題」といった課題に取り組むため、リカレント教育を充実させてきました。「イントレプレナー養成講座」は、「新潟県 外国人技術者・企業変革リーダーリスキルプラットフォーム」の一部として設けられ、多様なバックグラウンドを持つ社員や学生が参加しました。
講座の進行内容
講座は、5つのセッションに分かれて実施されました。
DAY1: 自己理解とデザイン思考
初回は自己を理解し、デザイン思考をマスターするところから始まりました。ワークショップを通じて、参加者が自らの目標を明確化し、生成AIを使ったアイデア創出にも挑むことができました。
DAY2: 顧客理解
2回目は、参加企業の技術を体験し、顧客のニーズや悩みを把握するためのインタビュー準備を行いました。これにより、参加者はより実践的な視点で新商品のアイデアを検討しました。
DAY3: サービスモデル設計
3回目では、提供価値の整理やサービスモデルの構築を行いました。顧客インタビューのフィードバックを基にして、ペーパープロトタイプを製作し、実際の商品コンセプトを立ち上げました。
DAY4: 再整理と収益性の検討
市場性の確認や収益性の設計に進行し、ビジネスモデルの全体像を確認することで、具体的な商品化への道筋をつけました。
DAY5: 商品発表
最後は、参加企業の経営層に新商品のアイデアを発表する場が設けられました。新潟大学の専門家や企業の代表者からのフィードバックを受けて、参加者はさらなるブラッシュアップへとつなげました。
講座の成果
参加企業からは、具体的な新商品のプロトタイプが完成し、収集したアイデアやフィードバックを基にした商品開発に成功しました。新和メッキ工業株式会社は、生成AIを活用し、ユニークなメッキ製品の開発を行いました。青芳は、ペット向けインテリアを提案し、参加者から好評を得て商品開発を続けています。
経営層の関与
講座には経営層の参加が特徴的で、経営者自身が新商品開発に取り組むことで、迅速な意思決定が可能になりました。このような取り組みが、新潟県の企業における革新を促進する結果となりました。
今後の展望
新潟大学は引き続き地域との連携を強化し、若者の地元定着や新たな産業の創出に向けた活動を推進します。また、NTT DXパートナーも地域価値の向上を目指して、さらなるプロジェクトに取り組む意向を示しています。