パシフィックコンサルタンツ、全登録部門取得で森林土木部門を追加

パシフィックコンサルタンツ、森林土木部門を新設

東京都千代田区に本社を構えるパシフィックコンサルタンツ株式会社は、2025年10月1日から「森林土木部門」を新たに建設コンサルタント登録に加えることが決定しました。このことにより、同社は全ての登録部門を取得したことになります。これまでの専門分野をさらに拡張することで、持続可能な社会の実現に向けた幅広い社会課題への貢献を目指します。

日本は国土の約3分の2を森林が占めており、その面積は約2,500万ヘクタールに達します。また、約56億立方メートルの森林蓄積を誇る国でもあります。近年、森林の多機能な役割が見直されており、特に「グリーンインフラ」や「Eco-DRR（生態系を活用した防災・減災）」といった新しい視点から、森林を利用した地域づくりが重要視されています。これに応じて、パシフィックコンサルタンツもその取り組みを強化することとなりました。

新たに設置された森林土木部門は、カーボンニュートラルや生物多様性の保全といったグローバルな課題に取り組む上での大きなステップです。建設分野を超え、都市計画、環境管理、インフラ整備、ICT活用といった様々な分野との協力が求められています。当社はこれまでに都市緑地や流域管理、スマートインフラの導入に成功しており、これらの経験を活かして森林分野での取り組みを進める意志を持っています。

地域づくりへの貢献

森林の役割はただ材木を生産するだけにとどまりません。生態系の維持に寄与し、様々な地域課題の解決にも貢献するため、パシフィックコンサルタンツはより多様な視点でのアプローチが不可欠だと認識しています。

会社創立から70年以上の歴史を持つパシフィックコンサルタンツは、社会インフラ事業に関する豊富な経験を通じて、都市・建築・道路・鉄道・空港・港湾・河川などの分野にわたる包括的なサービスを提供してきました。新しいビジョン「未来をプロデュースする」に掲げられた理想のもとで、誰もが安心して暮らせる持続可能な社会に向けた新しい価値を創造しているのです。

会社の公式サイトでは、プロジェクト情報や、今後の展望について詳しく紹介されています。

【会社概要】