DEAPの挑戦
2019-08-06 14:00:39
シンガポールのDEAP社が新たなゲームビジョンを掲げるCEO吉田直人の挑戦
DEAP社と吉田直人氏の挑戦
シンガポールのDigital Entertainment Asset Pte. Ltd.(略称DEAP)は、ゲーム業界に新たな風を吹き込もうとしています。この会社の新CEO、吉田直人氏は、これまでの経験を活かし、特にブロックチェーン技術を通じてデジタルエンターテイメントの価値を最大化することを目指しています。
吉田直人氏の経歴と理念
吉田氏は、若い頃にゲームやアニメの会社を設立し、その後の波乱万丈の人生を経て、現在では3社を上場させた実績を持つシリアルアントレプレナーです。最初は創業したグラムスでデジタルアニメの黎明期に挑戦しましたが、32歳の時にガンを患い、34歳で会社を倒産、自己破産という厳しい経験をしました。
それでも、彼は再起を果たし、デジタルコンテンツやメディア、アドテク事業を展開し、現在では株式会社イオレの取締役会長としても活躍しています。吉田氏は、ブロックチェーン技術の発展によりエンターテインメント業界が大きく変革を遂げると確信し、20年ぶりにエンタメ事業に復帰しました。
DEAP社のビジョン:デジタルデータの価値を再定義
DEAP社では、デジタルデータに新たな価値を付与することを目指しています。吉田氏は、キャラクターやアート、マンガなどを通じて、ゲームを活用しながら世界に広めるビジョンを描いています。シンガポールを拠点に、日本、英語圏、中国語圏という多様なマーケットに向けた展開を計画しています。これは「世界で戦う」という強い意志の表れです。
対談相手の樹林伸氏も、世界市場での成功を夢見たコンテンツ作りの重要性を強調しています。特に、海外での成功を狙う姿勢が、今後の成長を支える大きな要因になるでしょう。
ゲーム「JobTribes」とその可能性
DEAP社が展開するゲーム「JobTribes」は、ブロックチェーン技術を駆使したカードバトルゲームです。同作は、知力と戦略が要求される新しいスキームを切り拓こうとしています。制作には、樹林伸氏や美樹本晴彦氏といった著名なクリエイターが参加し、製作の背景には「日本の給料&職業図鑑」という、幅広い職業をテーマにしたコンテンツがあります。
このゲームでは、職業カードを通じて参加者が多様な職業を体験できるシステムになっています。ユーザーは自由にファンタジーの世界に入り込むことができ、ゲーム内での職業カードが、デジタルアセットとして所有が可能です。
吉田直人氏が見据える未来
吉田氏は「これからシンガポールで、世界中が驚くような新しいゲームを作り出し、楽しんでもらいたい」と語り、彼の情熱は周囲にも強く伝わっています。新たな技術とアイデアを取り入れた取り組みが、世界中の人々にどのような影響を与えるか、期待と共に見守りたいところです。
まとめ
DEAP社と吉田直人氏の挑戦は、エンターテインメント業界に新たな局面をもたらすことでしょう。「JobTribes」の成功と、氏のさらなる成長に期待が高まります。自らの経験を生かし、デジタルエンターテイメントの未来を切り拓く吉田氏の姿勢には、多くのインスピレーションが詰まっています。
会社情報
- 会社名
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Digital Entertainment Asset Pte.Ltd
- 住所
- #05-01,Singapore7 Straits View Marina One East Tower,
- 電話番号
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