不登校の小・中学生を支える進路相談会
概要と意義
株式会社NIJINが運営する『NIJINアカデミー』では、通信制高校の経験者によるオンライン進路相談会が実施されました。このイベントは、不登校の子どもたちが将来に対する不安を抱える中、彼らに具体的な情報と安心感を提供することを目的としています。参加した中・小学生の姿勢は真剣そのもので、「将来について考えるのが怖い」といった本音が語られ、多くの共感を呼びました。
開催背景
近年、通信制高校に対する関心が高まっています。その一方で、実際の生活や進路選択の具体像がわからないとの声もありました。そこで、NIJINアカデミーでは経験者の声を通し、実際の体験や学びの選択肢を紹介する必要があると判断しました。
この相談会には、NIJIN高等学院の設立メンバーである「ゆうなさん」が参加し、自身の経験を通じて学びの重要性を語りました。彼女は、通信制高校での生活がもたらす選択肢の豊かさを強調し、それぞれの生徒が自分自身の問いから出発し、独自の学びを深める場であると述べました。
参加者のリアクション
約1時間にわたる相談会では、参加者たちが活発に質問を投げかけました。特に「進路を考えると不安になる」という言葉が印象的でした。このような声に対して、ゆうなさんは共感し、自身の体験を元にアドバイスを行いました。また、通信制高校と全日制高校の違いや、自分の好きなことを見つけることの重要性についても触れました。
以下は参加者が得た主な学びです:
- - 通信制高校と全日制高校の違い:学びのスタイルや環境の違いについて。
- - 選ぶ際の本質的なポイント:何を優先すべきか。
- - 得意分野の重要性:自分の得意なことを理解し、それを伸ばしていくこと。
- - NIJIN高等学院の情報:特徴ある学びの環境についての理解を深める。
参加者たちは、通信制高校に対する理解が深まるとともに、多様な選択肢について前向きに考えることができるようになりました。
登壇者の感想
登壇者であるゆうなさんは、「今日は貴重な体験をありがとうございました」と述べ、参加者とのやりとりを通じて自己を深掘りする機会となったと振り返りました。特に「将来の不安を率直に打ち明けることは簡単ではない」と感じ、自身も同様の体験を持っていることを伝えました。
また、進路選択の際には高校や大学に入ることをゴールとせず、学びたい内容に着目して進めるよう薦めました。ゆうなさんは、これから一緒に考えていくことを呼びかけました。
参加者の反応
参加者の声としては、以下のような感想が寄せられました。
- - 「通信制高校のことがよくわかって良かった」
- - 「NIJIN高等学院に行きたいと思った」
- - 「少人数で落ち着いて話が聞けた」
これらの反応から、相談会が彼らにとって有意義なものであったことが伺えます。
NIJINアカデミーとは
2023年9月に開校したNIJINアカデミーは、不登校の小・中学生向けのオルタナティブスクールで、全国から550名以上の生徒が集まっています。彼らは「多層的な心理的安全性」「一流教師による授業」「子ども主体のプロジェクト」に基づいて学び、自分の可能性を広げることを目指しています。学校に行けないことが劣等感につながらないよう配慮された環境を提供しています。
企業理念と展望
NIJINは「教育から国を照らす」を理念に掲げており、教育問題に取り組む企業です。創業者の星野達郎が示すように、不登校や教員不足などの課題解決を目指しています。さらなる展望として、多様なニーズを持つ子どもたちに寄り添った教育を提供し、希望を持たせる国づくりに貢献していく所存です。