ZOZOTOWN、LGBTQ+への取り組みで高評価!「レインボー」認定と4年連続ゴールド認定を獲得
株式会社ZOZOは、2024年度の「PRIDE指標」において、最高評価であるゴールド認定を4年連続で獲得したことを発表しました。さらに、今年は新たに「レインボー」認定も取得。これは、セクターを超えた協働を推進する企業への評価で、ZOZOのLGBTQ+への積極的な取り組み姿勢が評価された結果と言えるでしょう。
ZOZOは2021年、サステナビリティステートメントを発表。その中で、LGBTQ+啓発を含むDE&I(Diversity, Equity & Inclusion)推進を重点取り組みとして掲げました。そして今年度も、この取り組みを継続。多様な個人が働きやすい環境づくりに力を入れています。
具体的な取り組みとしては、認定NPO法人ReBit、LVMHフレグランスブランズ株式会社と共同でLGBTQ+当事者向けのパーソナルスタイリング体験会を実施。当事者の「自分らしいスタイルを楽しむ」機会を創出しました。また、ReBitと協力した出前授業や、グループ会社での合同座談会なども開催。社内外の様々な活動を通じて、LGBTQ+への理解促進を図っています。
プライド月間である6月には、「Business for Marriage Equality」への賛同を表明し、「公益社団法人Marriage For All Japan」への寄付を行いました。同性婚の法制化推進や、結婚の自由な選択を支持する姿勢を示しています。
これらの活動は、ZOZOが単なる企業活動としてではなく、社会貢献活動として捉えていることを示唆しています。多様性を尊重し、インクルーシブな社会の実現に貢献したいという強い意志が感じられます。
PRIDE指標は、職場におけるLGBTQ+への取り組みを評価する指標で、Policy、Representation、Inspiration、Development、Engagement・Empowermentの5つの項目で評価されます。ZOZOはこれらの項目において高い評価を得て、レインボー認定とゴールド認定のW受賞という快挙を成し遂げました。
このZOZOの取り組みは、他の企業にとっても大きな示唆を与えます。LGBTQ+への理解促進、多様性の尊重は、企業の成長にも繋がる重要な要素であると言えるでしょう。ZOZOの今後の取り組みにも注目が集まります。
PRIDE指標とは?
PRIDE指標は、work with Prideが策定した、企業のLGBTQ+への取り組みを評価する指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement・Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの観点から評価を行い、企業の取り組みのレベルを示します。
work with Prideとは?
work with Pride(wwP)は、企業などの団体におけるLGBTQ+など性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する団体です。PRIDE指標の策定・運営を行っています。
ZOZOの取り組みは、単なる企業の社会的責任(CSR)活動にとどまらず、企業文化そのものの変革、ひいてはより良い社会の実現に貢献する一歩と言えるでしょう。