AWT FOCUS「大地と風と火と:アジアから想像する未来」
2024年11月7日から10日まで、東京の大倉集古館で開催される「AWT FOCUS『大地と風と火と:アジアから想像する未来』」の前売りチケットが、10月2日から販売されます。チケットは11月6日までオンラインで購入可能で、割引価格が適用されるお得な機会です。
展覧会の概要
AWT FOCUSは、日本最古の私立美術館である大倉集古館を会場にし、作品鑑賞と購入を同時に体験できる展覧会です。異なるテーマで年ごとに展開される本展では、2024年のテーマ「大地と風と火と:アジアから想像する未来」が設定され、キュレーションは森美術館の館長である片岡真実が担当します。
この展覧会の背景には、現在の社会が直面するさまざまな危機があり、片岡氏はアジアの宇宙観からその解決策を探ります。自然の摂理やエネルギーの視点から、異なるものが共存する未来を考察し、分断や衝突を乗り越えるヒントを提示します。
参加アーティストと展示内容
展覧会は、「宇宙の構造」「手、身体、祈り」「見えない力」「自然界の循環とエネルギー」といった4つのセクションに分かれており、57組のアーティストが参加します。日本だけでなく、インドネシア、韓国、台湾、フィリピン、ブラジル、香港、メキシコの作品も展示され、豊かな国際的な視点が奨励されます。なお、国内の26のギャラリーに加え、海外の著名なギャラリーからも作品が紹介される予定です。
教育プログラムとアートコレクターへのサポート
AWT会期中には、アート教育プログラムがいくつか実施されます。アートコレクターを目指す人向けには、ギャラリー巡りのガイドツアーや、アートフェアとの連携イベントが計画されています。子ども向けには、アート体験を通じて創造力を引き出すワークショップも提供され、さまざまな年齢層に配慮した内容が用意されています。
特に注目すべきは、子どもたちのための「アートがもつエネルギーってなに?」というテーマのワークショップです。ここでは、親子での参加が可能で、参加者は作品を観察することにより、自らの感情を表現する方法を学ぶことができます。このプログラムは無料で、事前申し込みが必須です。
また、当展の期間中に未就学児に対応する託児サービスも提供されるため、アート鑑賞中の保護者も安心して楽しむことができます。具体的には、アーティストの作品を使用した絵本の読み聞かせやアート制作アクティビティが行われる予定です。
シンポジウムと広がるイベント
アートウィーク東京の初日に、慶應義塾大学で行われるシンポジウムも見逃せません。「他者を想像する・想像する他者:現代アートが描く国境を超えた未来」というテーマのもと、国際的なキュレーターを招いたトークセッションが用意されています。基調講演には、アドリアーノ・ペドロサ氏が登壇し、現代アートの国際的な役割について議論が展開されます。
開催情報
- - 会期: 2024年11月7日(木)~10日(日)
- - 会場: 大倉集古館 1・2階
- - 開場時間: 10:00~18:00(最終入場17:30)
- - 入場料: 一般1,800円(前売1,500円)、学生・子どもは無料
チケット購入は
こちらから可能で、当日会場での購入はできませんのでご注意ください。アートを通じて、未来に向けた視点を広げる貴重な機会をお見逃しなく。