JR東海とアットアロマのコラボで生まれた特別な香り体験

東海道新幹線の品川駅にて、2月20日から3月19日の期間中、JR東海とアットアロマの共同プロジェクトとして特別なアロマ体験が実施されます。このプロジェクトでは、アットアロマがデザインしたオリジナルの香りを通じて、心地よい空間を提供することを目指しています。

1. 香りの詳細と制作背景

オリジナルアロマは、100%天然のエッセンシャルオイルを使用し、大自然の中に身を置いているかのような清々しさを感じさせる独特の香りを実現しています。このオイルは長野県大鹿村で行われている「南アルプス育みの森」の活動から得られた間伐材の枝葉から取り出されたものが含まれており、自然環境保護にも寄与しています。

2. アロマ体験の目的

JR東海の試みは、香りによるおもてなしを通じて、駅を利用する乗客の体験価値を向上させることにあります。待合室に設置されたアロマディフューザーから漂う香りは、訪れる人々に安らぎと心地よさを提供します。さらに、期間中に実施されるアンケートを通じて、香りの効果を検証し、今後のアロマ導入の参考にする予定です。

3. アロマの成分

香りには、リニア中央新幹線沿線地域を意識した材料が使われています。具体的には、長野県大鹿村のカラマツ、静岡県産の橙、そして京都府産の檜など、全19種類のエッセンシャルオイルがブレンドされ、心地よい香りを創り出しました。

4. 取り組みの意義

このプロジェクトは、生態系を守るための森林整備活動や地域との連携の一環でもあります。JR東海は、地元の自治体や森林組合と協力しながら、持続可能な環境づくりを進めています。このような取り組みが、地域社会の活性化や地元の資源の有効活用に繋がることが期待されています。

5. 今後の展望

今回の品川駅でのアロマ体験が成功を収めれば、他の駅での導入やアロマ商品の販売も検討されているとのこと。アットアロマは、これまでにも多くの施設で空間デザインを手がけており、そのノウハウを活かし、今後更なる店舗展開や新たな香りの開発に挑む意向を示しています。

このアロマイベントを通じて、旅の思い出を香りと共に楽しむことができる新たな体験を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。JR東海とアットアロマの共同の取り組みは、今後の駅の環境改善やおもてなしを新たな形で提案する重要なステップになるでしょう。