知覧特攻平和会館における三館連携展示
知覧特攻平和会館では、令和7年8月1日から9月30日まで、特攻隊に関連したパネル展示を行います。今回のテーマは「少年飛行兵と特別攻撃隊」。この展示は、知覧特攻平和会館、万世特攻平和祈念館(鹿児島県南さつま市)、大刀洗平和記念館(福岡県筑前町)の三館が連携し、特攻隊の歴史とその精神を広めることを目的としています。
展示内容について
今回の展示では、特攻隊員の道のりや関連する資料を通じて、彼らの生きた歴史を知ることができます。展示は合計5つのパネルで構成されており、それぞれ以下の内容を紹介します:
- - 展示の概要説明
- - 陸軍飛行兵になるまでの道のり
- - 少年飛行兵第10期 五十嵐慎二少尉(知覧出撃)
- - 少年飛行兵第12期 大川實少尉(大刀洗出撃)
- - 少年飛行兵第15期 荒木幸雄少尉(万世出撃)
特攻隊に関連する資料やエピソードを通じて、当時の厳しい状況や、それに抗う若者たちの姿を伝えます。
企画の背景と連携の経緯
この展示は、平成31年4月16日に締結された三館の連携協定に基づく共同企画です。連携の背景には、陸軍特攻基地が置かれた地域における歴史的な記憶の継承と、平和な社会の構築があり、資料保存や情報の共有を通じて、未来へと戦争の記憶を伝えることを目的としています。
入場料と開催場所
入場料は、大人500円、子供300円とリーズナブルな価格設定で、家族や友人と一緒に訪れることができます。会場は知覧特攻平和会館のロビーで、パネル展は視覚的に訴える形式で構成されており、訪れる人々に強いインパクトを与えることでしょう。
これからの展望
知覧特攻平和会館は、戦後75周年を祝うための展示や、知覧特攻平和会館館外企画展など、様々なイベントを通じて、戦争の歴史を広めてきました。今後も定期的に共同企画展を開くことを予定しており、さらなる情報発信と交流の場を提供していくことでしょう。
お問い合わせ
どのような詳細情報が必要な場合は、南九州市知覧特攻平和会館管理係までお問い合わせください。電話番号は0993-83-2525です。特攻隊の記憶を次の世代に伝えるために、多くの方々の訪問をお待ちしています。
知覧特攻平和会館は、鹿児島県南九州市に位置し、強い歴史的背景を持つ地域です。戦争の記憶を未来に生かすためのこの展示は、ぜひ多くの方に知っていただきたいものです。