#バスケットボール #FIBA #ZOOS

ZOOSプロジェクトの始動

女性を取り巻くスポーツの環境を変革することを目指すプロジェクト、「ZOOS」が始まりました。このプロジェクトは、選手兼クラブオーナーとしての桂葵さんが発起人となり、3人制バスケットボールの世界大会「FIBA 3x3 Women's Series」に参加することを発表しています。

ZOOS誕生の背景

ZOOSの立ち上げは、桂葵さん自身のバスケットボールに対する情熱から始まりました。彼女は大学卒業後に一度は競技を引退したものの、約8年間のブランクを経て再度バスケ界に戻る決意を固めました。「バスケットボール界にはまだ知らない世界が広がっている」との思いが、彼女を改めてこの分野へと引き戻したのです。さまざまなプレースタイルやコミュニティの中で「楽しむ」ことの重要性を認識し、誰もが自分らしくスポーツを楽しむ選択肢を提案していく姿勢が、ZOOSのミッションとなっています。

プロジェクトの第一歩：FIBA 3x3 Women's Series参戦

ZOOSは、ドイツの3x3Düsseldorfと提携し、「Düsseldorf ZOOS」というチームを結成しました。これは、国境や国籍を超えた国際的な3x3プロクラブとしての新たな第一歩であり、桂葵さんは女子3x3界初の選手兼クラブオーナーとして、その活動に参加します。彼女たちの初試合は、7月にプラハで行われる大会です。

FIBA 3x3 Women's Seriesの概要

この「FIBA 3x3 Women's Series」は、FIBA（国際バスケットボール連盟）が主催する、女子3x3バスケットボールのプロサーキットです。2022年シーズンは、世界各国で約10の大会が開催され、このシリーズの上位者には年末に行われるツアーファイナルへの出場権が与えられます。これにより、女子3x3のプロ化が進むことが期待されています。

女子3x3の未来

2019年に始まったこのシリーズは、従来は国の代表チームが参加する形式が主流でした。しかし、2022年からは商業チームも受け入れられるようになり、女子3x3の振興に向けた新たな道が開かれました。Düsseldorf ZOOSは、Commercial teamとして参加し、女子バスケットボール界に新たな風を吹き込むことを目指しています。

関係者の声

FIBAのアレックス・サンチェス氏は、「Düsseldorf ZOOSの設立は素晴らしいニュースであり、女性選手にさらなるチャンスが生まれることに期待しています」とコメントしています。これは、FIBAが進める「バスケットボールにおける女性の発展」という理念にも沿った取り組みです。

ドイツバスケットボール連盟のウェーバー氏も、「ZOOSが日本とドイツの女子バスケットボールの人気向上に寄与することを大いに期待しています」と語り、このプロジェクトがもたらす未来への期待感を表現しています。

ZOOSチームのメンバー

ZOOSチームには、選手として活躍するメンバーが揃っています。桂葵さんのほか、前田有香や、ドイツの代表選手たちも参加しており、彼女たちの活躍が期待されています。特に、桂葵さんは日本の代表候補としても選出されており、注目の選手です。

今後の展望

「ZOOS」は、今後も多様な価値観やライフスタイルを受け入れ、女性のスポーツ環境を広げていくことを目指して活動していきます。また、メンバーの積極的な参画のもと、コミュニティを形成し、スポーツを通じた社会貢献も視野に入れています。このプロジェクトが多くの人々にインスピレーションを与えることを期待しています。

関連リンク

サードペディア百科事典: バスケットボール FIBA ZOOS

Wiki3: バスケットボール FIBA ZOOS