伊藤忠グループが提供する株式会社Belongは、今秋から革新的な取り組みを開始します。代表取締役社長の井上大輔氏が率いるこの企業は、リファービッシュ電子機器に特化した買取サービス「Back Market買取サービス」をBack Market Japanと協業で運営します。
サステナブルな電子機器市場の形成へ
リファービッシュ電子機器とは、中古品や初期不良で返品された製品を修理・調整し、新品同様に使用できる状態にした商品です。これに対して、Back Marketは世界中で展開しており、サステナブルで環境に優しいビジネスモデルを確立しています。
Belongが手掛ける「にこスマ買取」は、初めての買取でも安心して利用できる簡便なWeb完結型サービスです。このシンプルな査定基準に基づき、わずか数分で査定結果が得られます。そして、2022年9月よりAmazonやメルカリとの連携を強化し、多様なユーザーに利用されるプラットフォームを目指しています。
協業によるメリット
両社の協業によって、まだ使えるスマートフォンやタブレット、イヤホンのリユースが促進され、サーキュラーエコノミーへの貢献が期待されます。具体的には、11月20日から提供が開始され、ユーザーはウェブサイト上で査定金額の確認と本人確認を行い、商品の発送が行えます。査定後に買取金額を確認し、振込を受けるという手続きが行われます。
Back Marketの特長と活動
Back Marketは、2014年にフランスで設立され、現在ではアジア、欧州、米国を含む18ヶ国で運営されています。リファービッシュ品の品質維持には厳しい審査と独自のアルゴリズムが導入されており、購入者にとっての12ヶ月の保証と30日間の返金保証も実施しています。
また、リファービッシュ品を販売することで、環境への負荷を削減することを目指しています。製造プロセスの各段階での資源消費の削減が、環境問題とサステナブルな未来への道を照らしています。
にこスマの役割
Belongが運営する「にこスマ」では、利用者のライフスタイルに合わせたスマートフォン選びを手助けしています。「あたらしいより、あなたらしい。」というモットーの下、高品質な中古スマホを厳選して提供。これにより、中古スマホに対する新たなイメージを醸成し、幅広い層の顧客に支持されています。
おわりに
今回の協業により、Belongは消費者にとって魅力的な買取サービスを展開し、環境に優しい社会の実現に寄与することを目指します。リファービッシュ電子機器の需要が高まる中、今後の取り組みが注目されます。