介護の新たな魅力を紹介する新刊
2024年9月5日、株式会社径書房から新刊『ナンバー1キャバ嬢ピカイチ介護士になる』が発売される。この本は、元キャバ嬢であり現在は介護福祉士として活動している村上知美が、独自の視点から介護の魅力ややりがいについて語っている。
村上知美は、山形県で生まれ東京で育った。彼女は18歳で短大を中退し、キャバ嬢としてのキャリアをスタートさせ、みごとナンバー1の座を獲得した。その後、24歳から介護の世界へと飛び込み、現在は多くの高齢者とその家族に信頼される介護福祉士として活躍している。
介護の仕事は、特に現代においては敬遠されることが多い。高齢者の身体的な問題や認知症など、向き合うべき課題は山積みだ。しかし、著者は「介護は信頼される喜び、確かな達成感ややりがいが得られる」と、介護の持つ美しさを説く。その背景には、彼女自身の多様な経験が色濃く影響している。
介護の現場から見る人々の人生
この本の中で、村上は高齢者と彼らの家族との深い信頼関係の重要性について触れている。介護は単なる身体的な支援ではなく、その人の人生を理解し、寄り添う必要がある。例えば、昼夜を問わず徘徊する方や、認知症の影響で会話ができない方とも心の通い合ったコミュニケーションを築くことが求められる。突然の暴言や行動に戸惑いながらも、彼女は自由に生きる高齢者たちから多くのことを学び、それを通じて生まれる信頼関係がどれほど大切かを実感する。
異色の経験が切り開く新しい道
著者の元々のキャリアと介護福祉士としての経験の両方から、この本は新たな視点を提供する。介護という仕事が持つ可能性や、何よりもその素晴らしさを伝えるために、彼女は異色の経歴を活かしている。著書には彼女の心温まるエピソードが収められ、高齢者と接することで感じる興味深い出来事や、介護の中で得た喜び、困難を乗り越えた経験が描かれ、読者は感動と共感を覚えるだろう。
書籍情報
新刊『ナンバー1キャバ嬢ピカイチ介護士になる』は、著者の豊かな人生経験と介護への情熱が詰まった一冊である。定価は本体1,700円(税別)で、発行元は径書房だ。ISBNは978-4-7705-0241-4で、オンライン販売ページも設けられている。興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてほしい。
この新刊を通じて、介護という仕事への見方が変わり、また多くの人がその魅力に気づくきっかけとなることを期待したい。
詳細や購入は
こちらより。