昨年11月12日、シンガーソングライターKANの命日に、彼を慕う多くのアーティストたちが集結した「KANタービレ〜今夜は帰さナイトフィーバー〜」がぴあアリーナMMで開催された。このイベントは、スターダスト☆レビュー、馬場俊英、スキマスイッチ、秦 基博の4組がホストとなり、KANと親交の深かったアーティストたち、さらにKANのツアーを支えたバンドメンバー、スタッフが集結し、KANの楽曲をパフォーマンスするという企画。
会場には、KANの楽曲を愛する1万人のファンが集まり、開演前から熱気に包まれていた。ステージには、KANの楽曲にインスピレーションを受けた、豪華アーティストたちの姿が。ASKA、桜井和寿(Mr.Children)、佐藤竹善(Sing Like Talking)、塩谷 哲、杉山清貴、谷村有美、トータス松本(ウルフルズ)、林 幸治(TRICERATOPS)、藤井フミヤ、山崎まさよし、和田 唱(TRICERATOPS)など、名実ともにトップクラスのミュージシャンたちが、KANの楽曲を熱唱。
アンコールを含む計20曲を披露し、会場は、歌声と演奏、そして観客の熱気で一体となった。アンコールの「愛は勝つ」では、出演者全員での演奏に合わせて、KANの茶目っ気たっぷりな写真や幼少期の写真がスクリーンに映し出され、集まった1万人の観衆を魅了した。そして、大歓声の中、最後はKANがかつてライブで行った一本締めの模様がスクリーンに映り、出演者、観客とともにこのステージの幕を下ろした。
この感動的な一夜は、フジテレビTWOで放送予定。番組では、豪華アーティストたちの熱唱はもちろん、KANの楽曲への熱い想いや、彼との思い出話などが語られる。KANの音楽を愛する人、そして彼の生き様を知りたい人にとって必見の番組だ。