アパホテル、新たな拠点を関西と北陸に展開
株式会社ティーケーピー(TKP)が、アパグループが所有する「アパホテル〈姫路駅北〉」と「アパホテル〈魚津駅前〉」の2棟を新たに取得しました。これにより、TKPはアパホテルとのフランチャイズ契約を結び、2026年3月2日からこれらのホテルの運営を開始する予定です。この取得により、TKPは全国でのアパホテル展開を加速し、宿泊事業を拡大することを目指しています。
TKPとアパホテルの関係
TKPはすでにアパホテルの最大フランチャイジーとして知られており、2014年には「アパホテル〈TKP札幌駅前〉」の開業を皮切りに、現在までに20棟のアパホテルを運営しています。このたび新たに2棟を加えることで、全国でのアパホテルのフランチャイズ数は22棟、客室数は3,896室に達します。TKPはアパホテル内の宴会場の運営を行うなど、さまざまな形での連携を深めており、宿泊事業においても新たな展開を計画しています。
新拠点の特徴
アパホテル〈姫路駅北〉
姫路市の中心に位置するこのホテルは、山陽新幹線やJR山陽本線などの交通アクセスが非常に便利です。また、世界文化遺産の「姫路城」や大型複合施設「アクリエひめじ」へのアクセスも良好で、ビジネスや観光客の需要を取り込む体制が整っています。客室は多様なニーズに対応するため、シングルからデラックスツインまで多様なタイプを用意しています。
アパホテル〈魚津駅前〉
一方、魚津市に位置するこのホテルは、あいの風とやま鉄道の「魚津駅」から徒歩1分という好立地です。ビジネス利用に特化した施設であり、立山黒部アルペンルートの玄関口として観光客にも便利です。客室はシングルを中心にダブル、ツインなどが用意されており、機能性と快適性を兼ね備えた空間を提供します。
関西と北陸への進出効果
TKPは今回の新拠点開設を通じて、関西エリアにおける事業基盤を強化し、北陸地域への初出店を果たします。これにより、全国におけるTKPのホテル・宿泊研修事業の拡大が期待されており、2023年の中期経営計画で掲げた出店目標を超えるペースでの成長が見込まれています。TKPは、ビジネスや観光客に対して競争力のある宿泊空間を提供し続けることで、顧客のニーズに応えています。
まとめ
アパホテル〈姫路駅北〉と〈魚津駅前〉の新たな開設は、TKPによるフランチャイズ戦略の一環として、事業の効率的な拡大を図るものです。宿泊業界での持続的な成長を目指すTKPにとって、これらの新拠点は重要なステップとなるでしょう。