坂本大樹シェフがトリプレッタカップで日本一に
2025年7月7日、東京都で開催された『トリプレッタカップ』において、ピッツェリア ダ グランツァのオーナーシェフ、坂本大樹氏がファンタジア部門とフリッタ部門の二冠を達成しました。坂本シェフのこれは非常に称賛される快挙であり、彼はこの大会での連覇も合わせて達成し、ピッツァ職人の中での抜きん出た存在感を示しました。
競技大会について
トリプレッタカップは、ナポリピッツァ職人の技術や創造性を競う大会であり、全国から腕利きの職人たちが集います。本大会では、与えられたテーマに基づいて独自のピッツァを創作し、その出来栄えを審査されます。例えば、今回は『野菜』がテーマのファンタジア部門で、坂本シェフが提案したのは野菜のだし汁を練りこんだ生地の「カルボナーラジャッラ」です。この斬新なアイディアは、肉を使用せずに野菜の旨味を最大限に引き出したものです。
二部門での優勝内容
ファンタジア部門
坂本シェフが出品したカルボナーラジャッラは、野菜の出し汁で練り上げた生地に、5種類の黄色野菜を使用した新感覚のカルボナーラです。卵風味の材料を用いることで、伝統的なカーボナラに似たコクを持たせ、黒胡椒や焼きチーズの香ばしさがアクセントを加えています。この独創的なコンセプトは、多くの審査員を感動させました。
フリッタ部門
同じくフリッタ部門では、坂本シェフが考案した「揚げティラミス」が大きな注目を集めました。カカオを練り込んだピッツァ生地に、コーヒーガナッシュとマスカルポーネプリンを包み、外側を揚げることで温度差を楽しめる新たなスイーツに仕上げました。従来のティラミスとは異なるインパクトのある一品です。
坂本大樹シェフのキャリアと受賞歴
坂本シェフは1983年に生まれ、料理の世界に入るきっかけとなったのは高校時代のアルバイトでした。将来のビジョンを持ち、東京で本格的に修行を重ねた経験があります。彼はピッツァ制作に磨きをかけ、数々の大会で優勝してきました。また、ピッツァだけでなくパスタ部門でも世界3位の実績を持ち、国際的に注目を浴びる存在です。
彼の受賞歴には、ナポリピッツァ職人コンテストでの優勝、PIZZA WORLD CUPでの優勝などがあり、多様なコンペティションでの成功を収めています。
坂本氏の今後の展望
坂本シェフは常に新しい挑戦を求め続けており、単なる技術力だけに留まることなく、その探求心で進化を続けています。飲食業界全般に携わりつつ、全国及び世界に向けてその名を知らしめる存在であり続けることでしょう。
店舗情報
坂本シェフがオーナーを務めるピッツェリア ダ グランツァは、東京都目黒区と大田区には二店舗を構えています。両店舗ともにランチやディナーが楽しめる環境で、多種多様なピッツァを提供しています。訪れる際には、ぜひ彼の技術を感じてみてください。
おわりに
坂本大樹シェフのトリプレッタカップでの成功は、彼の創造性や技術力、そして情熱を示すものであり、多くの人々にインスピレーションを与えています。彼のさらなる活躍に期待が寄せられることでしょう。