再エネ提携強化
2025-04-25 11:38:48

東急不動産とLooopが資本業務提携を強化、再エネ事業拡大へ

資本業務提携の背景



2025年3月31日、東急不動産株式会社は、東京に本社を置く株式会社Looopと資本業務提携契約を締結しました。この契約のもと、東急不動産はLooopの株式を追加取得し、両社はより強固な資本関係を築くことを目指します。2021年10月に両社は初めての資本業務提携を行っており、今回の契約はその続きと言えます。

再生可能エネルギー事業の成長



東急不動産は、2014年から再生可能エネルギー事業に参入し、急速に事業を拡大してきました。2025年3月末までに、国内で145の再エネ発電所を運営し、総発電能力は1,956MWに達する見込みです。これにより、再エネ事業の領域でのリーダーシップを強化しています。

この提携の目的は、再生可能エネルギーのさらなる展開と、特に非FITビジネスの戦略的な強化です。FIT(固定価格買取制度)からFIP(市場連動型価格買取制度)への移行を見据えた取り組みも進めています。これには、東急不動産の100%子会社であるリエネの設立も含まれ、法人向け電力小売事業を展開しています。

協力による新たな事業モデルの構築



今回の株式追加取得により、Looopが持つtoC(個人消費者)向け電力小売のノウハウを活用し、売電機能の拡充を行います。東急不動産の不動産開発とLooopの電力サービス開発を組み合わせ、再生可能エネルギーを核とした新たなビジネスモデルの構築を目指しています。

バリューチェーンの拡大に向けて



東急不動産は、再エネ発電から管理・運営、そして売電に至るまでの一貫した体制を整える「バリューチェーン」の拡大に注力しています。Looopとのパートナーシップにより、再エネ普及を目的とした企業連合としての強固な連携を構築していきます。

この協力関係は、エネルギーフリー社会の実現と、再生可能エネルギー供給におけるシェアのNo.1化を目指すものです。

ReENE(リエネ)の取り組み



東急不動産の再生可能エネルギー事業のブランド「ReENE」は、「未来に、新しい価値を創造する」という志を持ち、2018年に設立されました。「Edit Next Energy」により、次の時代に必要なエネルギーを形にすることを目指しています。地域社会の課題にも真摯に向き合い、多岐にわたる開発事業を通じて培った経験を活かしています。

詳細は、ReENEの公式ホームページでご確認ください。

Looopの概要



株式会社Looopは、2011年に設立。東京都台東区に本社を置き、代表取締役社長CEOの森田卓巳が率いる企業です。Looopは、電力小売りや蓄電池事業、太陽光発電所の開発事業などを手がけており、再生可能エネルギーの分野で目覚ましい成長を遂げています。


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会社情報

会社名
東急不動産株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-21-1渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121

トピックス(経済)

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