かごしま茶が世界へ
2025-06-11 13:34:52

生産量トップのかごしま茶が世界へ!新たな碾茶工場の立地協定が締結

鹿児島茶、世界を見据えた新たな一歩



鹿児島県は、その豊かな自然と独特の製茶技術で知られるお茶の名産地。本県が誇る「かごしま茶」の中でも、特に注目を集めているのが抹茶の原料である碾茶です。この度、有限会社坂之上製茶が鹿児島市役所で行った立地協定式において、新たに碾茶の加工工場を設立することが報告されました。このプロジェクトは、次世代に向けた鹿児島茶の魅力を国内外に発信する重要なステップとなります。

立地協定の意義



令和7年6月2日に行われた協定式には、坂之上勝利社長や鹿児島市の下鶴市長などが参加しました。この新工場の設立は、鹿児島茶の生産量が国内トップであることを背景に、国際的な需要に応じた碾茶の生産体制を整えるためのものです。特に、近年国内外で抹茶の人気が高まっていることから、坂之上製茶はそれに応えるべく、既存の製造ラインを改修し新たな機械設備を導入します。

この動きは、地域経済の活性化を図り、さらには観光資源の一つとしても注目されています。世界的な抹茶ブームに乗り遅れないよう、坂之上製茶の取組はとても大切です。

坂之上製茶の概要



有限会社坂之上製茶は、平成6年に設立され、鹿児島県内で最も多くの荒茶を生産しています。自社の茶畑では、自ら育てた茶葉から高品質な煎茶と碾茶を製造・販売しており、地域内外からの評価も高まっています。また、同社は「坂之上製茶SABO」という店舗を運営し、茶摘み体験やお茶の淹れ方を学ぶワークショップを開催することで、地域住民との交流を深めています。

新工場の具体的な概要



新たに増設される碾茶加工工場は、以下のような特徴を持っています。

1. 所在地:鹿児島市直木町2909
2. 用地面積:1,013.22㎡(306.49坪)
3. 工場面積:873.94㎡(264.37坪)
4. 操業開始:令和8年4月を予定
5. 従業員数:全体で22人(うち新規雇用者12人・5年目計画)
6. 事業内容:碾茶加工業務

この新工場により、地元経済への直接的な影響が期待されるほか、地元の雇用機会も増えることになります。関係者は、坂之上製茶が提供する高品質な碾茶を通じて、鹿児島市内外の魅力を再発見することができると期待しています。

結びに



今回の坂之上製茶の新工場設立は、かごしま茶のグローバルな拡張の契機となることが期待され、鹿児島市が一丸となって地域経済を支えるストーリーが産まれています。これを機に、さらなる県内外の関係者と連携し、鹿児島の茶文化が世界で愛される日が来ることを願います。

詳細な情報は、こちらからご確認ください。


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会社情報

会社名
鹿児島市
住所
鹿児島県鹿児島市山下町11番1号
電話番号
099-216-1314

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