冷凍物流革命
2025-03-18 10:22:11

新たな冷凍物流革命、所沢に誕生した自動倉庫施設

冷凍物流の新しい時代が始まる



最近、埼玉県所沢市に新たな冷凍物流拠点「LOGI FLAG TECH所沢Ⅰ」が誕生しました。この施設は、株式会社IHI物流産業システムが納入した冷凍自動倉庫を備え、物流業界における自動化と省人化の流れを加速させています。本記事では、この新施設の特長や背景について詳しくご紹介します。

物流ニーズの変化と新たな対策


近年、冷凍食品の需要が増加しており、既存の倉庫が老朽化する中で新たな冷凍冷蔵倉庫のニーズが高まっています。特に2024年問題や少子高齢化に伴うトラックドライバーの不足などが顕在化し、物流業界全体が人手不足に悩まされています。

このような状況において、冷凍倉庫内での作業環境を改善することが急務とされています。そこで、IHI物流産業システムは、超低温技術を駆使した冷凍自動倉庫の導入に力を入れてきました。

LOGI FLAG TECH所沢Ⅰの特徴


「LOGI FLAG TECH所沢Ⅰ」は、JA三井リース建物と霞ヶ関キャピタルが共同開発した初の冷凍自動倉庫を備えた物流施設です。この倉庫は、オンラインで冷凍アイテムを手軽に預けられるシェアリングサービスを提供しています。さらに、自動倉庫は4,190パレットを収納でき、パレットコンベヤを通じて冷凍荷物の自動入庫や搬送、保管が可能です。

運用温度は-25℃となっており、厳しい冷凍環境でも安定した稼働を可能としています。これにより、入出庫作業の効率が大幅に向上しました。入居するX NETWORK株式会社は、この自動倉庫を活用して、荷主の需要変動に応じた柔軟な冷凍保管サービスを提供します。

未来を見据えた展望


IHI物流産業システムは、急成長するコールドチェーンのニーズに応えるため、冷凍自動倉庫に加え、最新のロボティクス技術や物流情報サービスの導入を進めています。これにより、自動倉庫のシェアリングや荷物の最適在庫管理、トラック運行管理システムなど、さまざまなサービスを統合した総合物流ソリューションを提供することを目指しています。

特にフロン規制に対応した取り組みは重要で、2030年までの冷媒の転換に向けたシステムが求められています。IHI物流産業システムは、このような新しい機器ラインナップを構築し、現代の物流に対応した進化を続けています。

まとめ


新たに誕生した「LOGI FLAG TECH所沢Ⅰ」は、冷凍物流の未来を切り開く重要な要素となるでしょう。自動化された冷凍自動倉庫がもたらす効率性や省力化は、物流業界の課題を解決する一助となると期待されています。今後も、IHI物流産業システムや関連企業の動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社IHI
住所
東京都江東区豊洲三丁目1-1豊洲IHIビル
電話番号
03-6204-7800

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