2023年10月、採用イネーブルメントSaaS「RekMA(リクマ)」を展開する株式会社Haulが、組織づくりを総合的に支援する株式会社事業人と新たなパートナーシップを結びました。この提携により、両社は企業の採用から組織形成までの全プロセスを一体化して支援する体制を強化します。面白い未来を描くことが求められる中で、優秀な人材を引き寄せ、定着させるための新たな戦略が期待されます。
このパートナーシップの背景には、Haulが提供するRekMAの活用が挙げられます。このSaaSは、企業が魅力的に見えるように設計され、ハイクラス人材の採用を実現するための強力なツールとして機能します。選考やオファーの過程においても、アップワードした期待値を持たせる仕組みを組み込むことで、新入社員の立ち上がりをよりスムーズにすることができます。事業人は、クライアント企業にオーダーメイド型の組織づくり支援を提供し、人事制度の設計や採用ブランディング戦略の構築など多岐にわたるサービスを展開しています。
この2社の提携により、企業は採用と組織形成のプロセスを効率化し、さらに次の採用活動までの好循環を生み出すことが期待されています。現在、実際にこの支援を受けた企業の一つ、株式会社ダイニーは、RekMAの導入によって高い成果を上げています。具体的には、採用戦略やブランディング設計の見直しを行った結果、採用選考における内定承諾率が80%を超えました。これは、アトラクト採用の手法を導入したことにより、候補者にとって魅力的な選考プロセスが提供されたからです。
ダイニーのコーポレート本部ピープル&カルチャーチームのマネージャーである宮田香氏は、Haulと事業人から受けた支援を高く評価しています。特に、採用ノウハウがほとんどなかった同社に対し、業務代行だけでなく、貴重なアドバイスを提供してもらったことが大きな助けとなったとのこと。現在では、応募者数も増加し、内定承諾率も維持できているという成功例を示しています。
両社の代表者たちも、今回のパートナーシップに期待を寄せています。事業人の宇尾野彰大氏は、単なる人材の採用だけでなく、企業の採用品質を高めることが重要だと強調しました。労働人口が減少している日本社会では、どのようにして選ばれる企業となるかが企業の存続にもかかわる大きな課題であり、この連携を通じて新しい未来を切り開く企業が増えていくことを期待しています。 Haulの平田拓嗣氏も同様の考えを持ち、「Future Enabler」としての存在が組織を牽引し、顧客企業のビジョン実現を加速させることができるとの見解を示しました。
パートナーシップを記念し、2025年1月29日(水)にはウェビナーも開催されます。FutureEnablerをテーマに、採用予算の設計や経営とのコミュニケーションに悩む人事担当者に向けた内容となっており、採用を見直そうと考える企業には重要なイベントとなるでしょう。
この提携は、企業の採用と組織づくりにおける新しい潮流を生み出すきっかけとなり、未来の働き方、組織の在り方を再考するための重要なステップになることが期待されています。