新たなATMサービスの実現へ
長崎県で地域密着の金融サービスを提供している株式会社十八親和銀行と、東京を拠点にした株式会社ローソン銀行が、ATMの共同設置について合意したことが発表されました。2025年3月を目処に、長崎県諫早市にある諫早総合病院内に、従来の十八親和銀行のATMをローソン銀行の新型ATMに置き換える措置が取られます。この新しいATMは、幅広い利用ニーズに対応できる魅力的な機能を搭載しています。
共同設置によるサービス向上
この代替設置により、十八親和銀行の顧客はもちろん、他の金融機関のキャッシュカードを持つ顧客も利用可能になります。特に注目すべきは、ローソン銀行ATMが海外発行のカードにも対応している点です。これにより、日本を訪れる外国人 tourists にとって、より便利なサービスが提供され、地方の金融機関としても国際化に向けての第一歩といえるでしょう。
高機能ATMの特長
新型ATMには、QRコード決済アプリへの現金チャージ機能や、NFC(近距離無線通信技術)を駆使した非接触IC搭載の交通系電子マネーへのチャージが可能となる機能が搭載されています。これにより、利用者は現金を持っていても、スムーズに電子マネーへの移行が可能になります。普段スマートフォンを利用する若者や、キャッシュレス決済を好む顧客層にとって、大変便利なサービスが提供されます。
金融ニーズに応じたサービス展開
十八親和銀行は、地域密着の金融機関として日々変わりゆくお客さまのニーズに応じたサービスを提供するため、今後もATMの設置を見直していく意向です。同行のブランドスローガン「あなたのいちばんに。」のもと、顧客満足度向上のための取り組みを続けていきます。一方、ローソン銀行は新型ATMの機能を活かし、ローソン店舗のほか、商業施設など多様な場所への設置を進める計画で、2024年末には約260台の設置を見込むとのことです。
まとめ
ATMの共同設置は、両行の持つビジョンと顧客の利便性を高めることを目的とした取り組みです。今後の展開が期待される中、地域の金融サービスの進化にも注目が集まります。新しいATMサービスが登場することで、より多くの住民や観光客にとって利用しやすい環境が整うことでしょう。金融機関が協力しあうことで、地域の経済活性化にも寄与すると期待されます。