東光高岳、新型EV急速充電器「SERA-150」を発表
株式会社東光高岳は、現在人気のあるEV急速充電器「SERA」シリーズに新たに150kW出力を持つ「SERA-150」を追加しました。このモデルは、よりコンパクトでありながら、最大150kWという高出力を実現しました。
特徴
「SERA-150」には、以下の特徴があります。
- - ブースト機能: ブースト機能により、短時間で最大150kWの出力が可能です。また、制限がかかっても90kWの出力を維持することができ、急速充電が実現します。
- - コンパクト設計: 150kW出力を持ちながら、業界最小レベルのサイズを誇ります。従来の120kWモデル「SERA-120」と同じ寸法で設置できるため、設置スペースが限られている場所でも問題なく利用できます。
- - コネクタホルダ内蔵: 本機にはコネクタホルダが内蔵されており、スペースを取らず、雨や雪からの保護効果も期待できます。
- - 効率的な電力供給方式: 日本国内で一般的な三相三線式を採用しており、配線数が少なく、導入時のコストを削減することができます。
仕様
「SERA-150」は以下の主な仕様を持っています。
- - 最大出力: 150kW
- - 型式: HFR1-150B12
- - 出力電圧: DC150 ~ 450V
- - 標準的な入力電圧: 三相3線式AC400V
- - 出力定格電流: 最大334A
- - 効率: 94%以上
- - 保護等級: IP44
- - 寸法: 幅750mm、高さ1865mm、奥行642mm
- - 質量: 560kg
- - 動作温度: -10 ~ +40℃
- - 動作湿度: 30 ~ 90%(氷結・結露不可)
- - 通信方式: OCPP 2.0.1
- - 課金認証: 対応
今後の展望
さらに東光高岳は、次世代超急速充電器の開発にも取り組んでいます。これは世界初のCHAdeMO規格において、一口あたり最大出力350kW(総出力400kW)を実現するもので、EV充電サービス事業者である株式会社e-Mobility Powerと共同で進めています。
2024年5月にはこの次世代超急速充電器の完成を予定しており、その時点で「SERA」シリーズはさらに充実したラインアップを誇ります。
最後に
東光高岳は、今後もお客様のニーズを考慮しながら製品とサービスの組み合わせで高い付加価値を提供し、EV充電インフラの整備に貢献されることを目指しています。
このように「SERA-150」は、急速充電器市場に新たな風を吹き込むモデルとして、今後の期待が高まる一台です。ぜひ、導入を検討してみてはいかがでしょうか。