小泉八雲映画
2025-10-03 18:43:29

小泉八雲の精神を紡ぐ短編映画の制作が始動!

小泉八雲の精神を現代に映す短編映画『ふとん』



鳥取県気高町浜村温泉を舞台に、著名な文学者小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の精神を映す短編映画の制作プロジェクトがスタートしました。この映画『ふとん』(仮)は、浜村温泉湯けむり映画塾によって企画され、代表の松島彩がその中心となって進めています。現在、クラウドファンディングを通じて資金を募集中で、目標額の100万円をすでに達成したものの、さらなる180万円を目指しています。

小泉八雲と浜村温泉の特別な関係



小泉八雲は、日本の怪談を広めたことで知られる偉大な文学者ですが、彼が浜村を訪れた際の体験がこのプロジェクトの出発点です。八雲は、浜村温泉で耳にした伝説や物語を「鳥取の布団」として著し、地域の文化に貢献しました。松島も、「私は映画女優になりたかったが、挫折した後に地元に戻り、浜村温泉湯けむり映画塾と運命的な出会いを果たした」と語ります。この地に戻ったことで、八雲の作品を映画にする機会を得たことを運命だと感じています。

松島が八雲に魅了された理由は、彼の持つ「オープンマインド」の姿勢です。先入観を捨て、心を開いて他者を受け入れる姿勢が、現代社会で生きづらさを感じる若者たちへの大きなメッセージとなると考え、彼の精神を現代に生かす映画を制作することにしました。

映画『ふとん』の内容



短編映画『ふとん』は、約25分の作品で、浜村温泉を舞台にしています。物語は、女優を夢見る高校生・海美が、かつて演劇に情熱を注いだ女性、小夜子の未完成の台本に出会うところから始まります。過去と現在が交錯しながら、海美の内面的な成長が描かれ、小泉八雲の精神が現代に甦ります。この作品は、監督に映像作家の霞翔太を迎え、音楽はエレクトーン奏者のLiLica*が担当。主演には、島根県出身の若手女優・安田和が務め、他には演歌歌手の小川たけるや女優の津山愛理が出演します。松島自身もプロデューサー、脚本、出演として関与し、全体を牽引します。

映画の撮影は2025年10月13日から20日に予定されており、2026年3月には浜村温泉映画祭で初めて上映される予定です。松島は、「映画は一人では作れない。それぞれが持つ得意分野を持ち寄って作られる作品は、まるで祭りのようなものだ」と語り、地域の人々との協力と交流を重要視しています。

支援者への感謝



クラウドファンディングでは、すでに目標額を達成しましたが、次なる「NEXT GOAL」として180万円を設定しています。この追加資金は、映画完成後の広報活動や撮影環境の拡充に使われる予定です。また、支援者には手書きのお礼ハガキや松島自身が描いたパステル画のポストカード、オンライン上映会といったリターンが用意されています。

文化の発信と再発見



近年、NHKの連続テレビ小説「ばけばけ」で小泉八雲の妻セツがヒロインのモデルとなるなど、八雲への注目が高まっています。『ふとん』は、本を読むのが苦手な人や怪談に興味がない人にも八雲の精神に触れる機会を提供し、日本文化の再発見につながることを期待されています。これからも、地域の力を結束し、文化を未来へと繋げる映画制作に是非ご支援ください。

会社情報

会社名
浜村温泉湯けむり映画塾「小泉八雲映画プロジェクト」
住所
電話番号

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