「メマモリ」の新機能
2022-05-11 13:37:18
慢性期めまい疾患を支える新サービス「メマモリ」の効果と未来
慢性期めまい疾患を支える新サービス「メマモリ」の効果と未来
最近発表された「メマモリ」は、慢性期のめまい疾患を抱える患者に向けた革新的なモニタリングサービスです。このサービスは、目白大学耳科学研究所クリニックの院長、伏木宏彰医師の監修のもとに開発されました。これにより、患者が経験する状況を大きく改善することを目指しています。
従来、慢性期めまいの患者は、通院時に医師から指示されて症状を紙の記録にまとめていました。こうした作業は時間がかかり、忙しい現代社会では少々ハードルが高かったのですが、メマモリを利用することで、患者は日々の症状を簡単にデジタルで記録できるようになりました。これにより、自分自身の状態が目に見える形で把握できるようになります。
実証実験では、患者から「自身の症状の変化を理解できた」「疾患について深く知ることができた」「医師と情報を共有することで安心感を得られた」といった肯定的な評価が多く寄せられています。これは、メマモリが日々の記録を通じて患者の意識を変える助けとなっていることを示しています。
また、メマモリには医師へのチャット相談機能も備わっています。めまいには多くの原因があるため、通院時には症状が改善されていることもあります。そのため、患者が自分の状態をうまく説明するのが難しいシチュエーションも少なくありません。メマモリを使うことで、患者は自分が経験した症状を記録し、必要に応じて専門医に直接質問できるという手軽さを得ています。
特に、症状が悪化した時などに物理的移動が必要な通院が痛みを伴う場合も多いですが、チャット機能により、医院に足を運ばずとも速やかに問い合わせが可能です。このように、メマモリは患者の負担を大きく軽減し、心理的な安定を提供します。
恩恵を受けるのは患者だけではありません。このサービスは、医療機関を通じて提供されるため、医師や看護師は患者の症状をリアルタイムで把握しやすくなり、診療がよりスムーズになります。これからの医療では、データとコミュニケーションがますます重要になるでしょう。
現在、メマモリは2022年末まで無償提供されています。これは医療機関の医師や看護師たちからのフィードバックを集め、さらなる改善を図るための施策です。新しい機能やサービスが追加されることで、より多くの医療現場での活用を期待しています。
Medecoは、医療情報の流通基盤を構築することを目指して活動しており、メマモリはその第一歩として位置づけられています。今後もこのような取り組みを通じて、医療現場での課題解決に向け邁進していきます。 幅広い患者に対するサポートの実現を目指す「メマモリ」の今後に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社Medeco
- 住所
- 東京都中央区日本橋室町4-1-14
- 電話番号
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