アメリカ西海岸の魅力を描く長嶋五郎の新作展「SNACK TIME」

アメリカ西海岸からのインスピレーション

画家・長嶋五郎による新たな個展「SNACK TIME」が、12月10日（火）から1月9日（木）まで、渋谷サクラステージの4階にあるアートコミュニティスペース「re-search」で開催されます。今回の展示では、主にアメリカ西海岸のカルチャーに影響を受けた作品がラインナップされており、特に軽食をモチーフにしたキャラクターたちが登場します。

展示作品について

今回の展示には、ハンバーガーやホットドッグといった軽食をキャラクター化した新作ペインティング2点と、プロレスラーをテーマにした立体作品7点が含まれています。これらの作品は、長嶋五郎が幼少期の感情の記憶をモノクロの色調で表現しているため、鑑賞者に深い感情を呼び起こさせることでしょう。また、会場内にあるモニターでは、ハンバーガーキャラクターが活躍する新作のパラパラ漫画が上映される予定です。

アーティストの背景

長嶋五郎は、幅広い媒体で活躍するイラストレーターとしても知られています。雑誌『POPEYE』の表紙やANA機内誌『翼の王国』、TOYOTAカローラのCMなど、多岐にわたってその作品を目にすることができます。2020年からは本格的に油彩画のアーティスト活動を開始し、自身の作品に新たな命を吹き込んでいます。これまでに「NEO PAINTING TOKYO」や「ART SESSION by 銀座蔦屋書店」など、様々な展覧会への参加が評価されています。

「SNACK TIME」のテーマ

本展のテーマである「SNACK TIME」は、長嶋がアメリカ西海岸カルチャーを象徴する食べ物としてハンバーガーやホットドッグ、ピザなどを取り上げています。その描画技法はユニークで、ペインティングナイフを用いた厚塗りのスタイルで直接描かれることにこだわっており、筆を使わないことで得られる大胆で力強いタッチが特徴です。作品の中には、長嶋が抱える思い出や感情が込められており、観る人々は自身の経験と重ね合わせることができるでしょう。