LignAppsがJUSAに加入
近年、コミュニケーションの手段が多様化する中、ネクストジェンの完全子会社であるLignApps(ラインアップス)が日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)に加入しました。この動きは、業界全体の活性化を目的とした重要なステップです。
LignAppsとは?
LignAppsは、UCaaS(Unified Communication as a Service)およびCPaaS(Communication Platform as a Service)を提供する企業で、東京都港区に本社を置いています。業界の最新技術や動向を共有し、参画する事業者と連携することで、クラウド系コミュニケーションの発展に貢献しています。
JUSAについて
一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)は、クラウド電話(クラウドPBX)やSMS配信などの通信サービスを提供する企業によって設立された団体です。JUSAに加入することで、LignAppsはより良いサービスを提供するための情報交換を行い、業界全体の品質向上に寄与することが期待されています。
JUSAは2019年に設立され、クラウド系コミュニケーションの重要性が高まる中、企業間での協力や課題の共有を促進する役割を担っています。LignAppsが加入することで、同社は業界の最新情報の把握や、効果的なサービス提供に向けた議論をさらに深めることが出来るでしょう。
クラウドPBX市場の現状
最近では、PBX市場がハードウェア型からクラウド型へと急速に移行しています。LignAppsが展開するクラウドPBX「U-cube voice」は、その一例で、運用コストの削減や効率的な業務運営を支援しています。2024年3月期のデータによると、LignAppsの提供するクラウドサービスは前年比で記録的な成長を遂げています。具体的には、
- - U-cube voice(クラウドPBX):+22%
- - U-cube rec(クラウド通話録音):+134%
- - U-cube cogni(音声AI):+429%
- - U-cube friends(クラウド型ゲートウェイ):+94%
- - U-cube connect(クラウドIVR):+125%
など、ほぼ全てのサービスが二桁以上の成長を示しています。
このように、テレワークやハイブリッドワークが増加する中で、クラウドPBXが注目を集めているのは、その利便性にあります。固定電話サービスの普及が進むと同時に、クラウドPBXサービスを提供する事業者も増加し、競争が激化しています。
今後の展望
LignAppsはJUSAへの加入を通じて、業界の健全な発展に寄与し続ける意向を示しています。特に、音声通信サービス市場のさらなる活性化を図り、法令遵守の中での安心安全なサービス提供に努める方針です。
クラウド音声通信サービスは今後も成長が見込まれています。LignAppsはこの動きを背景に、より多彩なサービス展開を準備しています。今後の市場の変化にどう対応し、業界全体の発展に寄与していくのか、大いに期待されます。
会社概要
- - 会社名:株式会社LignApps
- - 設立年月日:2018年8月3日
- - 代表者:大西 新二
- - 所在地:東京都港区
- - 事業内容:CPaaS事業、UCaaS事業、クラウドアプリケーションおよびネットワークに関するコンサルティング
- - 公式サイト:LignApps公式サイト
まとめ
LignAppsのJUSA加盟は、通信業界の成長と発展に寄与する一歩です。今後もクラウド通信サービスの市場が進化する中で、このような企業の取り組みがどのように影響を与えるのか、業界全体の進捗に注目が集まります。