高校生が語る将来像
株式会社ライフマップが運営する進学情報サイト「コレカラ進路.JP」が、全国152名の高校生を対象に行った「将来に対する不安や考え方」に関するアンケート調査が注目を集めています。本調査は、高校生のリアルな声を集め、新たな進路選択の参考になることを目的としています。
経済的な不安が六割を超える
調査結果から明らかになったのは、約60.5%の高校生が「お金や物価の問題」に対して不安を感じているという点です。加えて、半数以上の高校生が「就職可能性」や「働き方」に対する懸念を抱えていることも浮き彫りとなりました。これは物価上昇や終身雇用制度の崩壊といった社会構造の変化によるもので、高校生たちは現実を早くも実感しています。高校生は、将来に対して漠然とした不安を抱きながらも、それをどのように乗り越えていくのか、今後の課題といえるでしょう。
希望する授業内容は何か
続いて、将来に向けて前向きな気持ちを持つための「こんな授業があったらいいな」という問いには、「職業体験ができる授業」が最も多く、36%が「お金や暮らしについて学べる授業」を希望しています。この結果は、高校生たちの経済的な不安と直接的な関連性があると考えられ、実践的な知識を求める声が強いことが分かります。自己分析の授業も高い支持を得ており、自分を理解し未来を見据える力を養いたいという意識が見受けられます。
前向きスイッチは得意なことの発見
さらに、「将来について前向きに考えられる瞬間」に関する質問では、「得意なことや好きなことが見つかったとき」が最も多く挙げられました。これは高校生が将来に対する不安を軽減し、自身の進路を模索する上でのポイントになりそうです。他者からの言葉やアドバイスが、自身の可能性を再確認させ、自信を育む励みになることが伺えます。
理想の未来は自分らしさを重視
調査の締めくくりとして、高校生が考える「理想の未来」はどのようなものかについて尋ねたところ、多くの回答が「経済的、精神的な安定を求めている」との結果が得られました。物価高や社会保障問題などの経済的な状況が影響している背景があるため、リアルな視点での未来の理想像が見え隠れします。
- 「お金に困らない生活を送りたい」
- 「奨学金の返済に困らない環境が理想」
- 「周りと比べず、自分の道を選びたい」
- 「自分の時間を重視できる環境が欲しい」
調査結果からは、高校生の間に特有の価値観が感じられます。彼らは経済的な自立を求めるだけでなく、自分なりの幸福観を持って日常生活を重視しています。今後の教育や進路支援には、こうした声に耳を傾ける姿勢が求められるのかもしれません。どのように今後の生活を築いていくのか、高校生のリアルな希望がどのように実現されるのか、これからの彼らの動向に注目が集まります。
調査概要
- - 調査内容:高校生の将来に対する不安や考え方について
- - 調査機関:自社調査
- - 調査対象:全国の高校生152名
- - 調査期間:2025年4月1日~5月30日
- - 調査方法:高校訪問でのアンケート調査
会社情報
- - 株式会社ライフマップ 代表取締役社長:石川太一郎
- - 本社所在地:東京都港区芝大門2-12-9 HF浜松町ビルディング3階
- - 設立日:2007年12月25日
コレカラ進路.JPについて
「コレカラ進路.JP」は「夢を見つける、夢を叶える」をテーマに、個に合わせた進路実現を目指すサービスです。