メタボリックシンドローム対策の新しいカタチ
株式会社林田プロジェクトが11月1日より販売を開始する新しい保健指導ツール『メタボすごろく』は、国立大学法人群馬大学医学部附属病院と共同開発されています。この教材は、メタボリックシンドロームの保健指導をより効果的に行うために設計された製品で、特に対象者が自身の健康状態を把握し、改善目標を自ら設定できるよう導いてくれます。
メタボリックシンドロームの重要性
2008年4月から、40歳から74歳の被用者保険及び国民健康保険の被保険者や被扶養者を対象にしたメタボリックシンドロームの予防・改善に向けた特定健診と特定保健指導がスタートしました。これにより、厚生労働省が掲げる生活習慣病予防の施策が強化されています。特に、効果的な保健指導のための教材が必要とされる中で、『メタボすごろく』の登場は歓迎されています。
開発の経緯
当社は2006年から群馬大学医学部附属病院医療情報部と連携し、さまざまなメタボリックシンドローム対策教材の制作を行なってきました。新たに発表される『メタボすごろく』は、厚生労働省の「標準的な健診・保健指導プログラム」に準じて内容が作られており、その信頼性も抜群です。
10月19日、20日に岡山で行われた学術大会では、実際にこの教材を用いた遠隔保健指導の実験も行われ、今後の活用が期待されています。
『メタボすごろく』の特徴
『メタボすごろく』は、すごろく形式で構成されており、参加者がシールを使ってリスク要因をカウントしながらゲーム感覚で体験できる内容です。以下のような特徴があります:
1.
対象者の選定と階層化:導入パートでは、参加者が自身の健康状態を確認し、必要な保健指導レベルを理解することができます。
2.
行動の振り返り:問診パートでは、行動の変化に応じたチェックリストがあり、生活習慣の改善点を明確にします。
3.
実践可能なカレンダー:参加者自身が立てた目標を記録できる3ヶ月分のカレンダーが付いており、計画的な生活改善をサポートします。
4.
BMI早見表:肥満度を一目で確認できる早見表があり、健康維持に役立ちます。
このように、『メタボすごろく』は一人でも参加できるため、日常の生活改善にも手軽に活用できる魅力的なツールとなっています。また、医師や管理栄養士などの専門家による効果的な保健指導も実現可能です。
発売概要
- - 商品名:『メタボすごろく』
- - 発売日:2007年11月1日
- - 価格:500円(税込)
- - 公式サイト:株式会社林田プロジェクト
株式会社林田プロジェクトとは
1985年に設立されたこの会社は、健康や医療、教育など多岐にわたるコンサルティングと制作を行っており、今回の『メタボすごろく』もその一環として開発されました。代表の林田素美氏は自身の健康への経験から多くの教材やグッズの企画に携わるようになり、これまでに様々なメタボ対策ツールを展開しています。また、新規事業部も設立し、さらに多様な健康支援を行っています。