警備ロボットSQ-2がNECネッツエスアイ本社で運用開始

SEQSENSE株式会社は、2024年12月1日よりNECネッツエスアイ本社ビルにおいて、自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本格的な運用を開始しました。この取り組みは、労働力不足が深刻化する中、新たな警備手法として期待されています。

SQ-2の特徴と機能

SQ-2は、最先端の3次元センサー技術を搭載したロボットで、自己位置の推定やリアルタイムの経路計画を行い、巡回警備を人手に代わって行います。定期的な巡回や立哨業務、また設備点検など多岐にわたる警備業務を支援し、実績を重ねています。

自律移動の巡回機能

SQ-2は、警備員が設定したスケジュールに沿って自動で巡回を行うほか、臨時の巡回も可能です。巡回が完了すると自動で充電ステーションに戻るため、常に準備万端で業務が行えます。また、エレベーターとの連携により、複数階の巡回も実現します。

立哨業務の新展開

1階のセキュリティゲートではSQ-2が定時に立哨を行い、近づく人に音声アナウンスを再生する「声かけ再生」機能を活用します。これにより、怪しい行動の抑止が期待され、警備の強化が図られます。

設備点検の自動化

また、SQ-2は巡回中に指定された点検地点で写真を撮影し、異常がないかを遠隔で確認できる機能を持っています。撮影したデータはクラウドに保存され、迅速な異常判断が可能になります。

労働力不足への対応

NECネッツエスアイでは、SQ-2の導入によって警備員の負担を軽減し、業務効率の向上に寄与することを目指しています。今後もSEQSENSEは、社会課題である労働力不足の解決に向けた取り組みを続けていく考えです。

SEQSENSE株式会社のビジョン

SEQSENSEは「世界を変えない。」というミッションを掲げ、自律移動型ロボットの開発、製造、サービス提供を行っています。SQ-2シリーズは、2019年から提供を開始し、日本全国での導入が進んでいます。高度なセンサー技術により、リアルタイムでの環境認識が可能で、警備業務のコスト削減と効率化に貢献しています。