新たな時代のクラウド接続サービス
株式会社両備システムズは、2023年10月1日より新サービス『R-Cloud Smart Connect』の提供を開始しました。このサービスは、2024年3月11日に公表されたLGWAN-ASPの新規程に対応したもので、地方公共団体が安全にクラウドを利用できるよう設計されています。
LGWAN-ASP規程の意義
LGWANとは、地方公共団体の業務を支えるための安全なネットワークです。これにより、情報の漏洩を防ぎつつ、地方自治体運営の効率化を図ることが求められています。本サービスを利用することで、AWSなどのパブリッククラウドからのサービス提供がLGWANを通じて可能になり、セキュリティ要件も満たされます。
『R-Cloud Smart Connect』の特長
1. シンプルな接続構成
このサービスは、これまでの複雑な接続構成を見直し、よりシンプルな形にしました。これにより、導入コストを抑えつつ、効率的な運用が可能になります。
2. セキュリティの強化
本サービスでは、完全に閉じた環境が構築可能となります。これにより、パブリッククラウドで生成されたデータについて、従来必要だった無害化処理が不要になります。ただし、外部から持ち込まれるデータには引き続き無害化処理が求められます。
3. LGWANドメインの利用
『R-Cloud Smart Connect』では、クラウド上に構築したサーバが直接LGWANに公開されるため、自治体側で特別な設定を行う必要がありません。これにより、利用スピードが格段に向上します。
今後の展望
両備システムズは、今後も『R-Cloud』シリーズを強化し、自治体が安心して利用できるクラウドサービスの提供を目指します。また、2024年10月に開催される「地方自治情報化推進フェア 2024」でも本サービスを初出展し、広くその利点を紹介する予定です。
会社概要
両備システムズは1969年に設立され、現在は公共分野や医療、社会保障、民間企業向けの情報サービスを提供しています。特に最新のセキュリティ技術やクラウドソリューションにおいて、高い専門性を誇ります。
参考リンク
この新たなサービスによって、地方公共団体はより安全で、かつ効率的なクラウド利用が可能となり、今後のデジタル社会の進展に寄与することが期待されます。