TOTOの新サービス「TOTO CONNECT PUBLIC」
TOTO株式会社は、IoT技術を活用したパブリックレストルーム用のソリューションとして「TOTO CONNECT PUBLIC」を発表しました。このサービスは2025年8月の提供開始を予定しており、既存の「パブリックレストルーム設備管理サポートシステム」に新たな機能を追加しています。
IoTの革新
「TOTO CONNECT PUBLIC」はパブリックレストルームの管理と利用経験を一新することを目的としています。まず注目すべきは「ユーザーコネクト機能」で、これは施設利用者がスマートフォンを通じてトイレブースの混雑状況を確認できる機能です。利用者は混雑ナビを使って、自身のニーズに合ったトイレを見つけやすくなります。
施設利用者向け機能の詳細
この新機能では、「トイレ設備・混雑ナビ」として利用者にトイレの状況を可視化します。例えば、ベビーチェアや車いすでアクセスできるトイレの有無を確認できるため、特別なニーズを持つ方々にとっても便利です。
さらに、施設利用者がトイレの異常に気付いた場合、スマートフォンから「トイレお困りリクエスト」を送信することが可能です。この仕組みにより、管理者は迅速に清掃や修理を依頼できます。
多言語対応
また、国際的な利用者にも対応した多言語機能が搭載されており、英語や中国語、韓国語などに対応しています。これにより、外国人利用者でも問題なく施設を利用できる環境が整っています。
管理者向け機能も充実
「TOTO CONNECT PUBLIC」は、施設管理者に向けた機能も充実しています。リアルタイムでのモニタリング機能や、不具合が発生した場合のアラート機能などがあります。これにより、管理者はトイレの混雑具合や設備故障をすぐに把握し、迅速な対応が可能です。
また、蓄積されたデータを元に、トイレの利用状況を分析する機能も搭載されており、今後の維持管理計画に役立ちます。利用者からのフィードバックを基にした改善提案も期待されています。
利用者からの高評価
サービス開始に向けて、商業施設での実証実験が行われ、多くの利用者から高い評価を得ているとのことです。これにより、今後の普及にも大いに期待が寄せられています。
環境に優しい取り組み
TOTOは「きれいと快適・健康」と「環境」を両立しながら、持続可能な社会を目指しています。今回の「TOTO CONNECT PUBLIC」も、IoT技術を生かした環境配慮型の製品として位置付けられており、地球環境に優しいソリューションとして期待されています。
まとめ
「TOTO CONNECT PUBLIC」は、パブリックレストルームの利用者と管理者の双方にとって、快適さと利便性を向上させる画期的なサービスです。今後、より多くの施設に導入されることが期待されており、TOTOのIoT活用がどのように進化していくのか注目していきたいところです。