ビームスがふるさと納税の新たな形を提案
株式会社ビームスは、2019年から始まったふるさと納税返礼品の監修事業に、この冬から自社の定番商品を登録する新たな取り組みを開始します。これにより、各地の生産者との連携を強化し、優れた製品を地域の魅力として発信することを目指します。
地域との連携で実現するふるさと納税
2024年度には、新潟県五泉市のニットポロシャツ、広島県福山市のデニムパンツ、そして北海道札幌市のチノパンツが、ふるさと納税の返礼品として登録されます。また、長野県安曇野市では、スウェットシャツとフード付きパーカが2025年度以降に登録される予定です。
これらの返礼品は、各地の産地が手掛けており、その土地ならではの技術や素材を活かしたアイテムです。この取り組みは、優れた製品を提供する生産者が安定してものづくりを続けられることを後押しし、高い評価を受けているビームスのブランド力を活用するものでもあります。
BEAMS JAPANが手掛ける地域資源の活用
ビームスが展開するプロジェクト「BEAMS JAPAN」では、岐阜県瑞浪市と長野県駒ヶ根市のふるさと納税返礼品も監修しています。今年度は8つの新たな地元事業者と協力し、約30品目を新たに創出しました。これまでの取り組みを踏まえると、今年度は昨年度の約190品目がふるさと納税のポータルサイトで申込可能となっています。
■ ふるさとチョイスの特集ページ
ふるさとチョイスでは、ビームスのふるさと納税に関する特集も設けられているため、寄付先のお手伝いにぜひ活用していただきたいです。
自社製品の新たな魅力を地域と共に
ビームスのオリジナルレーベルである「BEAMS PLUS」は、そのデザインや品質が国内外で高く評価されており、特に近年では海外のセレクトショップでも多く取り扱われています。これらの商品は、日本の優れたものづくりを象徴しており、生産現場を訪れる中で感じた地域の課題を踏まえ、ふるさと納税の返礼品として登録することを決定しました。
「BEAMS PLUS」は、物が持つ物語や生産者の想いを伝え、多くの人々に喜ばれる製品を生み出し続けることが使命です。生産者との持続可能な関係を築くためには、地域の資源を活用した新しい形での地域振興が求められています。
これからの展望
ビームスの取り組みは、地域の産業を育成しながら、日本固有の文化や技術を未来につなげる重要な役割を果たしています。これらの活動を通して、ビームスは商品の魅力をさらに高め、地域社会への貢献を深めていくはずです。引き続き、全国各地の地方自治体と連携した取り組みが広がることで、ふるさと納税が持つ本来の良さを体現していくことが期待されます。
ビームスのふるさと納税プロジェクトは、今後も注目のテーマとなるでしょう。