ANA空港に新たなサウンド技術「ミライスピーカー®」が登場!
全日本空輸株式会社(ANA)が、国内の主要な3つの空港である羽田、成田、そして関西の国際線エリアに「ミライスピーカー®」を導入することを発表しました。このスピーカーは、聞こえに悩む方々のために設計されており、言葉をより明瞭に伝えることができます。
スピーカー開発の背景
株式会社サウンドファンが開発した「ミライスピーカー®」は、独自の特許技術『曲面サウンド』に基づいています。従来型のスピーカーとは異なり、平板を湾曲させた振動板を使用しており、その結果、音がより広範囲に、そしてハッキリと届く特性を持っています。この技術は国内特許だけでなく、PCT世界特許や台湾特許にも出願済みです。
2023年4月から羽田空港においてテスト運用を開始し、2024年6月には国内の主要8空港に本格的に導入が進む予定です。その一部として、今回は国際線エリアのANA SPECIAL ASSISTANCE カウンターで活用されます。この取り組みは、聞き取りづらさを抱えるお客様に向けた新しいコミュニケーション手段を提供する試みの一環です。
「ミライスピーカー®」の特長
特に「ミライスピーカー®」の魅力は、音量を上げることなく言葉をクリアに届ける点です。周囲の環境音と重なることなく、穏やかな音質でお客様に案内を提供できるため、ご案内係にとっても非常に使いやすいシステムとなっています。「ミライスピーカー」は難しい操作が不要で、すぐに利用を開始できる点も評価されています。
ANAのSPECIAL ASSISTANCEカウンターは、病気やけが、障がいを抱えている方のために特別な配慮がなされた場所です。このカウンターでは、車いすを利用される方や、座ったままでお手続きを希望される方のために、適切な高さのカウンターも用意されています。
法改正と今後の展望
2024年4月に施行される「障害者差別解消法」によって、事業者は合理的配慮の提供を義務付けられます。これに伴い、サウンドファンは「ミライスピーカー®&マイクセット」の普及を進めることで、高齢者や聞こえにお困りの方々とのコミュニケーションをより円滑にする取り組みを強化しています。相互の理解を促進し、音のバリアを可能な限り取り除くことを目指しています。
音の未来を探る
株式会社サウンドファンは「サウンドドリブン人間活性業」というミッションを掲げ、100年のスピーカーの歴史を変えるために工夫を重ねています。私たちはお客様の声に寄り添うことを大切にし、音の問題を解決する製品開発に質の高い技術を提供しています。
このように、事業を通じて聞こえに悩む個々のニーズに応え、より良い生活の質を提供していくことが私たちの目標です。
「ミライスピーカー&マイクセット」の詳細は公式サイトでご確認いただけます。私たちの技術が、あなたの日常に音の豊かさをもたらすことを願っています。