阪急阪神ホールディングスと学生の共創プロジェクト
阪急阪神ホールディングスが2025年に取り組んだプロジェクトは、沿線6大学の学生たちとのコラボレーションを通じて、「環境問題の自分ゴト化」をテーマにしたポスターを制作するものでした。このプロジェクトは、環境問題に対する意識を高め、実際に行動に移すことを目的としています。ポスターは2026年1月23日から、阪急電車および阪神電車で掲出される予定です。
環境省の「デコ活」から発展
本プロジェクトは、環境省が提唱する「デコ活」という活動からインスパイアを受けています。この「デコ活」は、脱炭素(Decarbonization, DE)と環境に良いエコ(Eco)を組み合わせた言葉であり、多様なテーマが存在します。阪急阪神ホールディングスは、学生たちに「移動手段」「食べ物」「ファッション」という3つの視点を通じて、環境問題に関する新たな視点を提供しました。
ワークショップで生まれたアイデア
約40名の学生たちは、5回のワークショップを通じて、環境問題に対する理解を深め、各グループでキャッチコピーやデザインアイデアの発案に取り組みました。学生たちの視点を活かしたポスターは、広告代理店の協力を得て制作されました。このプロジェクトを通じて、若い世代が環境問題にどのように向き合うかを問う重要な機会となっています。
学生たちの声
参加した学生たちは、自身の思いをポスターに反映させています。グループの一人である大阪大学の小田垣陽人さんは、「電車通学は脱炭素であり、意識が変わりました」と語り、電車のCO2排出量が自家用車の約1/8であることをシェアしました。この事実を知ることで、電車を利用することの意義を広めたいと強く感じたそうです。
立命館大学の森元怜美さんは、「四季を守るために、普段何気なく乗っている電車が実は環境保護の一助である」と考え、未来のために四季を感じられる環境を守る重要性を訴えました。
また、神戸大学の布浦ことのさんは、「人の目を意識しすぎず、自分の好きな服を大切にすることが環境問題の解決に繋がる」と指摘し、環境への配慮を日々の行動で実践することの大切さをアピールしています。そして、関西学院大学の上原愛さんは、「フードロスの問題は意識次第で解決できる」とし、食べ残しを避けることに心がけるようになったと語りました。
ポスター掲出の詳細
これらの学生たちの思いが込められた4種類のポスターは、2026年1月23日から阪急電鉄および阪神電車の「阪急阪神全線カーボンニュートラル運行記念ラッピング列車」の車内中吊りなどに掲出されます。環境問題に対する意識の向上を図り、多くの人にその重要性を伝えることが期待されています。このプロジェクトは、個々が環境問題に対してどのようにアプローチできるかを提示するものであり、学生たちのメッセージが多くの人に響くことを願っています。