イタリアの文化イベントまとめ
イタリア北部と中央部では、魅力的な文化イベントや展示が目白押しです。特にボローニャ、ラヴェンナ、ペルージャなどの都市で開催される催しは、観光客にとって見逃せないポイントです。今回は、各地区で行われる注目のイベント情報をお届けします。
ボローニャでのピエル・パオロ・パゾリーニ回顧展
ボローニャの映画監督で脚本家、ピエル・パオロ・パゾリーニの生誕100周年を記念し、回顧展「Folgorazioni figurative(具象的ひらめき)」が開催中です。展示は10月16日まで続き、映画のクリップや当時の写真が展示され、パゾリーニの幅広い作品に触れることができます。幼少期からボローニャという地域が彼の芸術に与えた影響を学ぶことができ、ボローニャ観光案内所ではガイド付きツアーも実施しています(公式サイト:
Cineteca di Bologna)。
ラヴェンナ美術館の展示更新
ラヴェンナ市美術館(MAR)では、復活祭に向けて展示がリフレッシュされました。特に注目は、バンクシーの作品「愛は空中に」や、現代アーティストによる新しいアート作品の数々です。MARは14世紀から19世紀の芸術作品に加え、現代アートも積極的に取り入れています。コレクションの更新により、様々なアート体験が可能です(公式サイト:
MAR)。
ペルージャでの春のユーロチョコレート祭
今年、コロナの影響を受けていた「ユーロチョコレート」がペルージャで再び開催されます。展開されるのは、イタリア産の様々なチョコレート製品やアート作品の展示、さらには「チョコレート・パレード」などの楽しい催し物です。入場者には特典として地図が提供され、市内の歴史的観光スポットを巡るゲームに参加できます(公式サイト:
Eurochocolate)。
春の列車旅:アブルッツォ州の雄大な自然
アブルッツォ州では「イタリアのシベリア鉄道」と称される観光列車が運行されており、春の景色を楽しむ絶好の機会です。この歴史ある列車は、アブルッツォの美しい自然を巡り、独特なノスタルジックな旅を提供します(公式サイト:
La Transiberiana d'Italia)。
バーリ国際映画祭(Bif&st)に向けて
プーリア州のバーリでは、国際映画祭が開催され、多くの映画ファンが集います。多様な映画が上映される中、国際映画業界への功績を称える「フェデリコ・フェッリーニ賞」なども発表されます。映画祭は文化の発展と交流を促進し、参加者にとって貴重な経験となること間違いありません(公式サイト:
Bif&st)。
これらのイベントは、イタリアの文化と魅力を体験する絶好のチャンスです。観光スポットを巡りつつ、気になる催しに足を運んでみてはいかがでしょうか。