カミナシと山陽イシダが現場DX支援の新戦略を展開

最近、株式会社カミナシと山陽イシダ株式会社の間で、パートナー契約が締結されました。この取り組みは、中国・兵庫地区における現場のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援することを目的としています。カミナシは、デジタル化された現場帳票『カミナシレポート』を提供し、山陽イシダは食品業界に強みを持つリーダー企業です。

背景と目的

この提携は、地域での少子高齢化や労働力不足という深刻な問題に対処するために生まれました。特に2040年には、全国で約1,100万人の労働力が不足すると予測されています。これに伴い、食品流通業界における効率化や省力化が緊急の課題となっており、山陽イシダはこの問題に取り組むため、計量・包装・検査・表示を活用したシステム提案を行っています。

今回のパートナーシップでは、山陽イシダの持つソリューションとカミナシのデジタルサービスがコラボレーションされ、両社で『カミナシレポート』の利用促進を図ります。この取り組みは、地域全体の業務の効率化や省力化を進め、生産性を向上させるだけでなく、従業員の業務負担を軽減することを目的としています。

現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズについて

カミナシが提供する現場DXプラットフォームには、現場の「作業方法」「人」「設備」に焦点を当てた系列製品が含まれています。このシリーズには、現場の帳票をデジタル化する『カミナシレポート』、作業員の管理を行う『カミナシ従業員』、動画マニュアルや研修システムを扱う『カミナシ教育』、さらには設備保全を効率化する『カミナシ設備保全』が含まれています。

この多角的なクラウドサービスの展開を通じて、現場で働くノンデスクワーカー約3,900万人の仕事のスタイルをよりスマートに変革することを目指しています。現場の作業方法をより簡便にし、データを活用することで、企業はより効率的になり、業務の生産性を向上させることができるでしょう。