未来航路 ~中小企業の挑戦を体感する~
2025年10月、摂津の地で開催される大阪・関西万博で、「未来航路-20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅-」という体験型展示が行われることが発表されました。主催は独立行政法人中小企業基盤整備機構と中小企業庁で、全国から84社の中小企業が参加し、未来の社会に向けての挑戦を体感することができます。
展示の概要
展示会は2025年10月3日(金)から10月7日(火)の5日間にわたり開催され、日中の10時から20時まで、初日のみ11時スタートとなります。会場は大阪・関西万博EXPOメッセ内の「WASSE」 Southエリアで、自由入場が可能ですが、混雑時には入場制限があるため注意が必要です。来場には万博の入場チケットが必要となります。
特設サイト
未来航路では、最新情報が随時更新されますので、興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。今回は、展示内容の特徴や見どころを詳しくご紹介します。
体験型展示:挑戦を巡る航海
展示のメインエリアである「挑戦を巡る航海」では、参加する84社がそれぞれ自社の強みを活かした製品や技術が展示され、求められる社会課題に挑む様子を体感できます。“いのち輝く未来社会”の実現を目指し、各中小企業が解決策を示します。
270°映像シアター:「未来への航海」
未来を形にする製品やサービスがどのように実現するかを、270度の没入型映像で体感することができるシアターも用意されています。この空間では、20XX年の未来を体験し、中小企業発の技術がもたらす可能性を感じることができます。
ラップアップエリア:「未来ポート」
さらに、「未来ポート」エリアでは、中小企業から寄せられた未来への挑戦メッセージが紹介され、参加者はその中から各企業の想いやビジョンを感じ取ることができます。これにより、社会全体に具体的なメッセージが広がります。
展示コンテンツの詳細
展示される企業は、5つのテーマごとに分かれており、参加企業の強みや独自性が強調されています。以下に、各テーマと代表的な展示内容を見てみましょう。
1. 伝統の継承と革新
18社が参加し、岡本織物は西陣織を活用したアートインテリアを展示し、時代を超えた絆を表現します。
2. 精巧なモノづくり技術
22社が参画し、株式会社ダイモンは日本の月面探査車「YAOKI」を展示し、未来の宇宙の可能性を探ります。
3. 最先端デジタルテクノロジー
17社が登場し、フォレストデジタルはイマーシブ空間技術を活用した新しい体験を提供します。
4. 自然の恵みを活かす発想
17社が参画する中で、Spiber社は新しいタンパク質素材を通じて持続可能な未来を提案。
5. 包摂的なアイデア
13社参加し、株式会社Raise the Flagが開発した視覚に障害がある方でも安心なデバイスを紹介します。
結び
この展示を通じて、約1800社の中小企業が直面する社会課題への挑戦がどのようなものであるかを学ぶことができ、来場者は未来の社会を展望する貴重な機会を得ることができます。日本の中小企業の革新がいかにして未来の社会に寄与していくのか、ぜひ体感してみてください。万博をきっかけに、中小企業の取り組みが国際的に広がることを期待しています。