EV充電サービスの相互利用連携が日本で初実現! ジゴワッツと極東開発パーキングが提携
株式会社ジゴワッツと極東開発パーキング株式会社は、2025年上半期を目途に、EV充電サービスの相互利用連携を開始することで合意しました。これは、日本で初めての取り組みとなります。
ジゴワッツが提供する「PIYO CHARGE」と極東開発パーキングの「Charge-mo」の会員は、それぞれのサービスを相互に利用できるようになり、ユーザーはより多くの充電オプションにアクセスできるようになります。
相互利用連携の背景:ユーザー利便性向上と持続可能な充電インフラ
なぜ相互利用連携が必要なのでしょうか?
現状では、各EV充電サービス事業者は独自のアプリを用いて課金を行っており、ユーザーは各サービスに登録する必要があり、複数のアプリ管理の手間が発生しています。また、事業者間の連携が不足しているため、事業者の撤退や倒産によって充電インフラが利用不能になるリスクも存在します。
この問題を解決するため、ジゴワッツと極東開発パーキングは、ユーザーの利便性向上と充電インフラの持続可能性を高めることを目指し、相互利用連携を決断しました。
相互利用連携によるメリット
ユーザーの利便性向上: 複数のアプリ管理の手間が削減され、より多くの充電器を利用できるようになります。
充電インフラの利用効率向上: 充電器の稼働率が向上し、無駄なインフラ投資を抑制できます。
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事業者間の競争促進: 新たなサービスや料金プランの開発が促進され、ユーザーにとってより良い選択肢が増える可能性があります。
今後の展開
今回の相互利用連携は、実証的な取り組みであり、コストや運用面での課題を明らかにすることで、将来的な連携モデル構築を目指しています。ジゴワッツは今後も社会の課題解決に貢献するため、新たな技術開発とサービス提供に取り組んでいきます。
EV充電サービス市場の動向
経済産業省は、2030年のEV充電器設置目標を15万口から30万口に倍増するなど、国を挙げてEV充電インフラ整備を進めています。しかし、サービス事業者の増加に伴い、市場競争は激化しており、相互利用連携の重要性が高まっています。
今回のジゴワッツと極東開発パーキングの取り組みは、EV充電サービス市場の活性化とユーザーの利便性向上に大きく貢献することが期待されます。