水上詩楽氏のアートで彩る空の旅
2024年10月1日より、JAL(日本航空)の全路線で提供される機内紙コップが、水上詩楽氏の作品に変わります。このアートの導入は、ヘラルボニー社とのコラボレーションの一環であり、障害者アートを用いて多様性を尊重する社会を目指す意義あるプロジェクトです。水上氏の作品は、11月から一部路線のビジネスクラスアメニティにも登場します。
JALとヘラルボニーの取り組み
株式会社ヘラルボニーは、多様性(DE&I)を推進するために、様々なアートプロジェクトを実施しており、JALもそのパートナーとして参加しています。これまでの活動の中で、廃材アート展やアートラッピング、ビジネスクラスのアメニティポーチにアートを採用するなど、アートの力で旅の楽しさと新しい価値観を提供してきました。
「JAL賞」の選出とその意義
今回の水上氏の作品は、「HERALBONY Art Prize 2024」においてJAL賞を受賞しました。この賞は、JALの社員投票によって選定されました。水上氏の作品は、色とりどりの点と扇型のデザインが特徴であり、多様な人々が集い、未来へ向かって自由に生きる姿を描いています。女神のような明るい色彩が、人々に勇気と創造力を与えることでしょう。
旅行中にアートを楽しむ
新たに提供される機内ドリンクの紙コップは、全路線で水上氏のアートが施され、ビジネスクラスではアメニティポーチも同様にアート作品で着飾られます。夏の長旅に華やかな彩りを加えることで、乗客の心にも残る特別な体験を提供します。さらに、提供期間中には、アートの創作過程を機内で楽しむこともできます。
アートの力で社会を変える
ヘラルボニーは、知的障害のある作家たちの作品を社会に広める活動を続けています。JALとの協力により、アートを通じて多くの人々に新たな価値観と出会い、理解を深める場を提供しています。水上氏のアートが多くの人々に感動を与えることを願ってやみません。
受賞者の声
水上詩楽氏の母は、「詩楽の作品がさまざまな国の人々に手に取ってもらえることは誇りです。この作品が、機内の旅を彩り、笑顔や癒しを提供できることを願っています」と感慨深いコメントを寄せています。
企業の影響力と社会貢献
JALは中期経営計画において、多様性を重視し、ESG戦略に基づいた持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。これに対する具体的な一歩が、今回のアートプロジェクトなのです。アートを通じて、より良い社会を創造するために、次世代のアーティストに光を当てていく取り組みが期待されます。これからも、彼らの活動を応援し続けましょう。